手少陰心経    


 
20070423003902.jpg  20070423003942.jpg  20070423004156.jpg
  
   <極泉~神門>       <霊道~少府>        <少衝>
   クリックで拡大いただけます。
  (別ウィンドウで開きますが、全画面で表示して下さい。
   収縮することによる文字の荒れが確認されています。) 


経穴学
○極泉
取穴部位
腋窩中央、動脈拍動部に取る。
由来
「極」は尽きるところを指し、「泉」は陥凹のことを指している。
本穴は腋窩のいちばん深い陥凹にあるため、極泉と名付けられた。
○青霊
取穴部位
少海穴から極泉穴に向かい上3寸に取る。
由来
「青」は痛証を主る。「霊」は霊験あらたかなことをあらわしている。
つまり本穴は肩痛、頭痛、肋間痛を主治するために、青霊と名付けられた。 
○少海(合水穴)
取穴部位
肘を半ば屈曲し、肘窩横紋の内端で、上腕骨内側上顆から橈側へ入ること5分に取る。
由来
「少」は手の少陰経を指し、合穴で脈気が盛んなため「海」といわれている。そのため少海と名付けられた。
○霊道(経金穴)
取穴部位
前腕前尺側にあり、神門穴の上1寸5分、尺側手根屈筋腱の橈側に取る。
由来
「霊」は心の機能を指し、「道」は通り道のことである。
本穴の作用が心の機能と関連していることを示している。
○通里(絡穴)
取穴部位
前腕前尺側にあり、神門穴の上1寸、尺側手根屈筋腱の橈側に取る。
由来
通りすぎることを「通」という。脈気が集まるところを「里」という。
絡脈が手の太陽経に通じているため、通里と名付けられた。
○陰郄(郄穴)
取穴部位
前腕前尺側にあり、神門穴の上5分、尺側手根屈筋腱の橈側に取る。
由来
手の少陰経の郄穴の略称である。
○神門(兪土穴)(原穴)
取穴部位
手関節前面横紋の尺側にあり、豆状骨の上際で尺側手根屈筋腱の橈側に取る。
由来
心は「神」を蔵する。神気が出入りするところを「門」という。
そのため本穴は神門と名付けられた。
○少府(滎火穴)
取穴部位
手掌部にあり、指を屈し、薬指と中指の指尖が手掌に当たるところの中間に取る。
由来
「少」とは手の少陰経のことであり、「府」とは神気の居るところを指すことから、少府と名付けられた。
○少衝(井木穴)
取穴部位
小指橈側爪甲根部、爪甲の角を去ること1分に取る。
由来
「少」とは手の少陰経を、「衝」は要衝を指している。
本穴は血気旺盛な部位であることから少衝と名付けられた。
続く

1コメント

  1. お返事遅れました。
    経穴を取るとき一番大事なのは
    指を軽くしてあるがままを観察する
    意識せず触る
    発汗している場所があり
    乾いている場所があり
    指が吸い込まれる場所があり
    まるで宇宙の広がり。
    いろいろな情報がそこにはあるはずです。
    それが経穴です。
    教科書の取決部位はおおよそのアドレスなので、
    参考にしつつも あくまで感じていく作業
    その集積作業が我々にその穴の特性を示してくれます
    [太字]考えるのでなく
    感じるべし[/太字] そのへんがアドバイスになってきます
    抽象的でごめんなさい。
    これでも正直に書きました

返事を書く

Please enter your comment!
Please enter your name here