自帰依自灯明、法帰依法灯明
「法を拠りどころとし、自己を拠りどころとせよ
法を灯(ともしび)とし、自己を灯(ともしび)とせよ」

過去の日記より。
釈迦の遺言とあります。出典は不明です。
大変、深い言葉です
いつもこの言葉が僕の心にありましたので
紹介いたします。
東洋医学は人の体を小宇宙とみます
法とはこの世を動かす大きな法則のことですね
我々、鍼灸師は自己、一つの小さな生体の中に
この世の大きな法則の縮図を見い出します
人も宇宙と同じなのだぞと言っているのですね
科学などの世界でも細かいところを研究していくと
原子など行き着く先はでは宇宙と同じ営みが
見えてくるのを知っていますか
人は所詮動物
自然界の法則に法って生きています
治療とはその向きを正すこと。
この自帰依自灯明、法帰依法灯明の解説で
自己を拠り所とせよということを誤った捉え方をするものが
多いので注意が必要です。
万物の法則が我々の体にも反映され、いやその法則そのものであり、
我々自身を内観するときに あらゆる真理がそこにこそ
見てとれるではないか。
それこそが悟りの感覚や
あらゆる芸術家が体感する境地であると私は鍼を持ち
日々リアルに感じております。
自分を信じろなどというエゴや単純なものではありません。
非常に重要ですね。
東洋医学の昔の図をみるとそのことが
描写されていて面白いです。
体の中に宇宙そのものが書かれており、
星々があり、
田んぼや農夫がいたり
池があったり、童子がいたり、
川の流れのようなものがあったり。
興味のある方はまたどうぞ。
一鍼堂にもそのような図を展示しております。
鍼をもち 天地にふれ 法を教わります。
えらく宗教的になってしまいました。
これに勝るものはなく
これを一つ目とします。
物憂げな鹿

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