下積み修行中の小堀のお勉強記事です。
勉強中でまだまだ至らない内容ですが、
少しずつ学んで参りますのでお許し下さい。
成長とともに少しずつお返しして参ります。
どうか見守り 応援してやって下さい。


小堀です。
今日は、熱病篇を学んで参ります。

偏枯、身偏不用而痛、言不変、志不乱、病在分腠之間。
巨鍼取之、益其不足、損其有余、乃可復也。
痱之為病也、身無痛者、四肢不収、智乱不甚。
其言微知、可治、甚則不能言、不可治也。
病先起于陽、後入于陰者、先取其陽、後取其陰、浮而取之。

偏枯の症状は、身体の偏ったところが動かずに痛み、
言葉は変わらず、志も乱れず、病が分腠にある。

◉張志聡の説:
「言葉が普段と変わらず意識が乱れなければ、この病は分腠の間にあり、内を傷めていない。」

巨鍼(大鍼のこと:古代九鍼の一種)をもって不足を益し、
有余を損なえば回復する。
痱の病は、身体が痛くなく四肢がじっとしておらず
意識が乱れるが甚だしくはない。
言葉がまだはっきりしていれば治療できるが
言葉が難しければ予後不良である。
この病は、先に陽に起こって、後で陰に入るものは、
先に陽をとってから後で陰をとり、浅刺してこれを取る。

痱:非は、羽がそむいて左右に分かれたさまを示した指示文字である。
左右に払いのける、という拒否の意味を表す。羽が分かれると飛べなくなるように
一つの身体が背いてそぐわぬようになる、中風の症状を示す。

◉桜英の説:痱とは偏枯の邪気の深いものである。


参考文献:
『現代語訳黄帝内経霊枢』
『中医基本用語辞典』東洋学術出版社
『鍼灸医学体系⑮』雄渾社

※画像や文献に関して、ご興味がおありの方は
是非参考文献を読んでみて下さい。

小堀

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