宮村です。
今回は臓腑弁証の腎・膀胱病弁証の
腎不納気について勉強した内容を書いていきます。

腎不納気
腎は納気を主宰するが、
腎に精気が充満していなければ、
吸入した気を肺の粛降作用は
腎に納めることができない。
つまり肺は腎の協力を得て
初めて呼吸を正常に保ち、
新陳代謝を進めることができる。
したがってもし腎気が虚損し
本元がおろそかになれば、
摂納機能が衰え、
吸入した気は腎に納まらないので
少し動いただけで呼吸が促迫するなどの
気不帰腎という病変が発生する。
腎陰が欠損して陽が陰を維持できず、

腎不納気が起きる経過としては
腎陰が欠損して陽が陰を維持できず、
虚陽が浮上するために気が戻れなくなる。
すると肺気は下行できなくなるので
気逆して喘息が起きる。
そして肺病が長引けば
腎にも影響が及び、
腎気が虚損し、気は腎元にもどれないので、
喘急して寝ることもできなくなる。


参考文献:
『東洋医学概論』 医道の日本社
『針灸学 基礎編』  東洋学術出版
『中医病因病機学』  東洋学術出版

※画像や文献に関して、ご興味がおありの方は
是非参考文献を読んでみて下さい。

宮村

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