マンスリーアーカイブ 3月 2007

月の嘆き  ~戦争と平和~

今日仕事帰りに、あまりに月が美しかったので、 自転車をこぐのを止めて またがったまま しばらく 月を眺め 物思いにふけった。 今、地球上でいろいろな国の間で戦争が起こっている。 今も 昔もか。 核の脅威も連日、騒がれている。 地球という家があり 我々は、その住民。 胸に日本という名札を付けたものや アメリカという名札をつけたもの フランスや 中国 イギリスなど、あらゆる種類の住民が暮らしている。 みな一様にこの家の家族 しかし、この家はもうすでにボロボロ。 今にも崩れようとしています。 家の或るところで家庭内暴力が勃発  いや、それどころか 家庭内殺人まで起こっている。 ある者たちは 場所を取り合ったり ある者たちは 壁に色を塗りたくって自分のものだとその力を誇示したり 家の中の宝石を取り合ったり  井戸水を取り合ったり  そうしている間にも 家はグラグラ 今にも崩れそうな状態。 家の中で喧嘩している場合じゃないだろう。 家族喧嘩はやめないか。 なあ 家族喧嘩はやめないか。 家の外には広大な世界があるというのに。 今じゃ月の輝きも 曇った窓では見えません。 風の唸りも 木々の訴えも彼らには届きません。 家の中の彼らの姿を覗いてみると  肥大しすぎた頭をかかげ 今にも倒れそうな始末 自らの足元も見えません。 彼らに見えるのは 奇抜な色で染め上がった色眼鏡。 嗚呼 どうなってしまうのかなあ。 人を治しても 地球が壊れちゃ話にならんわなあ。。 とほほ。 月は 悲しいような表情で 淡々と輝き続けていた。 月と会話したような気がした。 みなさんも月を見てください。 綺麗ですから そして なにか言いたげな表情をしていませんかね。 人類よ 「眼」を失うな

お知らせ

皮膚病、アトピーの記事について。 中医学の説明からとなっていたところ、 私の私見を最初に加え、更新いたしました。

皮膚病  ~アトピー、乾癬など~

アトピーの人、大変多いですね。 皮膚病の治療では、皮膚の状態に着目することが多く、 出た皮膚症状に対する対症療法ばかり繰り返すためなかなか根治しないケースが多い。 皮膚に症状が出るとは、木で例えるなら悪い葉の部分。 対症療法では悪い葉を切り落とす。 しかし、また生える。 キリがない。 何故、このような悪い葉が出来るのかな? それは根や幹に異常があるから。 根が腐っていたり、 根をはるべきところに石が邪魔をしていたり。 根や幹の状態によって葉や果実はなるのであるから、 そこから変えなければならない。 いつまでも葉や枝を切り落としていては、やがて木自体が傷んでくる。 では、その根や幹は何かと考えると、人で言えば 「内臓」に他ならない。 東洋医学は、皮膚疾患と言えども内臓しかみない。 皮膚へのアプローチはあっても、これらのサポートに過ぎない。 古から皮膚は「肺」が主ると言われており、 肺が弱ると皮膚と呼吸器に弱りが出る。 実際、喘息を患っている人が多い。 また、患者さんの傾向をみていると、 現代のアトピーにはストレス(肝気の停滞)との関与が かなりのウエイトを占めるように感じている。 初期段階ではこれだけを整えるだけでほとんど対処出来るのであるが、 皮膚症状は患者に大変な精神的苦痛を与える。 自分の症状に対するもどかしさゆえにストレスを溜め、 そのストレスが皮膚症状を悪化させるという悪循環に陥る。 また「肺」の弱りの根底に「腎」の弱りが存在することが多いため、 治療には、この腎を建てることが実は非常に重要になってくる。 また小児のアトピーは手の陽明経に邪実をみることが多く、 これを捌くことで多くが対処出来る。 小さい頃に症状が出るものは、うまく治療すれば、 ほんの少しの治療で治してあげれるので 子供のうちに治しすことが非常に重要であると私は考える。 自我を形成するほど自らの状態に悩むことが多くなり、 女性の場合はことさらである。 病気、病という現象に、東洋医学も西洋医学もない。 我々が作り出したカテゴリーに過ぎない。 そこで東洋医学の弁証を見つめるとき、 非常に心理に近いのではないかと私は考えている。 次に、中医学ではどう考えられているかを紹介しましょう。 外邪の種類によって現れる症状に特徴がある。 ○風 痒みが出る 発疹の場所が移動しやすく、出たり消えたりする 皮膚の乾燥、ひび割れ ○湿 滲出物が多い 下半身に出やすい(湿熱が合わされば全身に広がりやすい) 痒みもきつい(湿痒) ○熱 熱感が強い 皮膚の赤みが強い 熱が軽ければ痒みを発し、熱が強ければ痛みが出る 化膿しやすい「熱盛則肉腐」 ○燥 皮膚の乾燥 痒みが出る(燥痒) 栄養が足りないために起こる痒み ○オ血 皮膚が黒ずむ、艶がなく暗い 皮膚病で常見される症候は以下の通りである。 ○風寒証 体内の風と寒が皮膚病を引き起こすタイプである。 風、寒にあたると発症する 風と寒の邪が経絡を塞ぐと気血が滞り発疹する。寒冷生蕁麻疹がこれに相当 皮膚掻痒 (体が痒い) 風が体内に存在すると痒みがおこるとされている。 カゼをひきやすい 風寒邪が入るとカゼ症状を伴う。 治法:去風散寒固表など 湯液:十味敗毒湯など ○風熱型 体内の風と熱が皮膚病を引き起こすタイプ 皮膚潮紅 、発熱や口渇(のどが渇く) 風、熱ともに陽の邪につき体に熱症状が強くなる 皮膚掻痒(痒みが出る) 風により 皮膚は乾燥し滲出物は少ない 湿邪がないためにジュクジュクすることもなく、乾燥する。 治法:清熱涼血 消風止痒 湯液:消風散、防風通聖散など ○血熱型 血分という深いところに熱が留まって皮膚病を引き起こすタイプ 皮膚紅潮 血分の熱がため 治法:涼血清熱 湯液:犀角地黄湯など 鍼灸:血海、三陰交などで血熱を清ます。 ○湿滞型 ジュクジュクする滲出物が多い 皮膚症状が治りにくい 湿は粘っこく去り難し 食欲不振・軟便などを伴いやすい 湿邪が脾胃を侵すため 治法:滲湿健脾 湯液:五苓散、平胃散など ○血虚型 体の陰陽、つまりが気と血のうち、血が減少して起こるものである。 皮膚が乾燥する 痒みが強い 血虚生風といって血が虚すれば風が生じるので、痒みが出る。 眩暈(めまい、ふらつき)を伴いやすい 全身の血虚がため体が滋養されない 治法:養血潤燥 湯液:当帰飲子など ○肝腎不足 肝と腎の弱りによる皮膚病 成長が遅い 眩暈 耳鳴り 足腰が弱いなどといった肝腎の弱りによる症状を伴う 治法:補養肝腎 湯液:六味地黄丸、麦味地黄丸(六味丸+麦門冬、五味子)など また、オ血のあるものに対しては冠元顆粒などの活血剤を、 脾気不足(脾の弱ったもの)に対しては補中益気湯などを併用したりする。 また、中国では益気固表(気を高め体の表面をまとう衛気で外邪から身を守る) の玉屏風散を使用したり、 脾胃虚弱に対して小健中湯などを併用することもある。 民間療法として、 湿疹、アトピー、あせもやいぼの治療と予防にはとむぎ茶、 皮膚の乾燥、美容に白木くらげ(銀耳)を使用することがある。 (『いかに弁証論治するか』より )

熱いほうですか?

今日、東京からの帰りの新大阪の皇蘭(大阪、神戸では有名な店)で肉まんを1つお土産に買って帰ろうと、 「この小包子1つ」 と注文したら、お店のお母さんが 「熱い方ですか?」 と聞いてきた。 えー。わからんぞー。ナゾナゾかー。 客に聞くことじゃないだろう。 商品の温度はそっちで把握してくれよ(笑) と思いつつ、よくケースを見ると、 どの商品も一様にホカホカと湯気を立てている。 湯気の出方で温度を判断してみようとするが、よくわからない(笑) 結局、指差して 「これを1つ」 と言って注文した。 他の客にもこういう聞き方しているのだろうかと思って、 お土産のはずの肉まんを自らほうばりながら、 脇で一寸観察させてもらうと、 やはり他の客にも 「熱いほうですね。」 と聞いていた。  客も 「え?」 という反応。 しかも全く熱くない冷凍のお持ち帰り用の注文だった(笑) 大阪人がみな 「お母さん、どっちが熱いかわからんわぁ」 と返すわけではない。 僕の見る限り、多くの客が戸惑っていた。 このお母さんは、1日何人の客とこの問答を繰り返すのかと考えると面白くなる。 みなさんも新大阪駅改札横の皇蘭に行かれたらお持ち帰りのものを頼んで見て下さい。 運が良ければ 「熱い方ですか?」 と聞かれるかもしれませんよ。 肉まんの味は、少し渋い感じの味でした。 僕は、もう少し甘いシンプルなものが好きです。 551の蓬莱の肉まんが好きです。 一番のお薦めです。関西人なら誰でも知ってます。 まあ、僕は肉は滅多にいただかないんですが。 来週、また頼んでみようかな。 ははは <神戸南京町> (記事とは関係ないですが) Nikon D200 + カールツァイス プラナー T* 50mm F1.4 ZF

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