下積み修行中の宮村さんのお勉強記事です。
勉強不足で至らない内容ですが、
少しずつ学んで参りますのでお許し下さい。
不出来なところもあるかと思われますが、
成長とともに少しずつお返しして参ります。
どうか見守り 応援してやって下さい。


先日通算19回目の献血に行ってきました。
ついに20回にリーチ!!

難波駅前
難波駅前

なんば駅前の写真です。
中央に赤十字のマークの建物が見えると思いますが、
その四階に「まいどなんば献血ルーム」があります。
献血する際はよくここを利用します。

献血ルームを利用したことない方は
是非一度利用してみて下さい。
綺麗ですし、飲み物やお菓子を自由に頂けます。


今回は前回に引き続き、
脈診の病脈について勉強した内容を書いていきます。

脈状は全部で28種類あると言われていますが、
基本となっているもの祖脈と言います。
一般的には浮、沈、遅、数の四脈を指します。
しかしこれだけではとても28種類の脈状を
表現できないので、
四脈に虚、実を加えて六脈とする説や、
虚、実の他に滑、濇を加えた八脈とする説があります。

今回は浮、沈、遅、数、虚、実、滑、濇の八脈について
説明します。

●浮脈
軽く按じれば拍動が指に感じられ、
重く按じれば感じ方が弱くなるが空虚でない。
表証、虚証に現れやすい。

浮脈は表を主ります。
病邪が経絡肌表にあることを表し、
表にある病邪を除く為に生気が表に向かい、
その反映でとして脈が浮きます。
また陰の偏衰があっても浮いてきます。
この場合の陰の偏衰とは精血、津液の損傷を指します。

●沈脈
軽く按じても感じられず、重く按じれば得られる脈
裏証、有力なものは裏実、無力なものは裏虚。

沈脈は病邪が裏にあることを指し、
邪正相争の場が裏にあることを示し、
生気は裏に偏在し沈んだ脈が現れます。
また陽虚気陥して脈気を昇挙できなければ、
脈は沈み力ない脈になります。

●遅脈
一呼吸に三拍以下の緩慢な脈。
寒証、有力なものは寒積、無力なものは虚寒。

寒凝気滞となり、
陽気が正常な運行を失うと脈象は遅くなります。
陽気不足や寒邪が陽気を損傷した場合などが
考えられます。
ただし邪熱が結集し血脈を阻滞し遅脈になる
こともあり、遅脈を一律に寒証とみなしては
いけません。

●数脈
一呼吸に六拍以上の速い脈。
熱証、有力なものは実熱、無力なものは虚熱

邪熱が盛んであると、
気血の流れが速くなるため数脈になります。
久病で陰虚のものは虚熱が内生し数脈となるが、
力はない数脈になります。

●虚脈
浮、中、沈でともに拍動が細く、
しかも消極的である脈
虚証

気血両虚と各種の臓腑の虚証に現れます。

●実脈
浮、中、沈でともに拍動が大きく、
しかも積極的で力がある脈
実証

邪気が亢盛で正気が虚しておらず、
邪気と正気が相搏ち、
気血が脈道に充満しているので、
指に力強く感じられます。

●滑脈
脈の流れが滑らかで、円滑に指に触れ、
まるで盆に珠を転がしたような脈
痰飲、食滞、実熱

実邪が内で盛んとなり、気が実し血が湧くと、
脈の往来はなめらかになります。
脈が滑にして穏やかなのは、
営衛が充実している現れです。
そのためこれを平脈ともいいます。

●濇脈
脈の流れがかたがなめらかでなく、
ざらざらとして、渋滞したような脈
ナイフで竹を削るときの手ごたえに似ており、
滑脈と相対する脈
血瘀、血虚

精気が傷つき血が少なくなる、
経脈を濡養できなくなり、
そのため血行が滞り、
脈気の往来がなめらかでなくなるので、
力のない濇脈になります。
また気滞血瘀や食痰があると、
気機が滞り、血行が阻害され、
力のある濇脈になります。


参考文献
『東洋医学概論』 医道の日本社
『難経ハンドブック』 医道の日本社
『針灸学 基礎編』  東洋学術出版
『脈診 基礎知識と実践ガイド』 東洋学術出版

※画像や文献に関して、ご興味がおありの方は
是非参考文献を読んでみて下さい。

宮村

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