下積み修行中の木村さんのお勉強記事です。
勉強不足で至らない内容ですが、
少しずつ学び成長して参りますのでお許し下さい。
不出来なところもあるかと思われますが、
成長とともに少しずつお返しして参りますので
どうか見守り 応援してやって下さい。

ほうれん草と豚肉のスープ
ほうれん草と豚肉のスープ



ほうれん草と春雨のスープを作ってみました。
下記にはほうれん草と豆腐のスープを紹介しておりますが
この日はどうしても春雨スープが食べたいと思ったので
豆腐の代わりに春雨、他には味覇、ごま油を使用しました。
思ったより美味しく、これに火がついたのかその後は
ほうれん草のおひたしやほうれん草と豚肉のしゃぶしゃぶなど
この日はほうれん草づくしでした。


体質の形成

陰虚体質

主に、元陰・精・津・液不足のために、生体全体の津液が不足し
枯渇して潤いがなくなった状態である。
この病理体質の多くは、先天不足か
あるいは青春期や青年期に情欲に溺れて精を損傷したのが原因である。
また、長い間辛くて乾燥したものばかりを飲み食いしたり
温熱補陽剤を飲み続けたために、火を助長して陰を損傷させる場合もある。
この他に長い間情志が抑鬱されていたものが
火に変わり陰を損傷することも原因となる。
そして陰液が不足すれば、体内が乾燥するが
これは肺・胃・腎との関係で発生する。
これについて、石寿棠の『医原』は「内燥は肺胃腎から発生し
そのなかでも胃の乾燥がひどく、腎はさらにひどい。
肺は津液を散布そ生化する源である」と述べ、
また「陰虚であれば内熱が発生する」ので
この病理体質の人は常に内熱があると述べている。

一連の陰虚内燥、陽熱偏亢証候を呈する病理変化である。
患者はいらいらし、暑さに対する適応能力が低下し
春でもまるで夏のように暑熱に苦しみまた温邪を感受しやすい。
臨床上では、痩せる・頬が紅潮する・口咽の乾き・内熱便秘
勃起しやすい・遺精・尿が少量で黄色い
冷たいものを飲みたがるが飲んでも口渇がとれない・あまり眠れない
心煩・五心煩熱・耳鳴り・耳聾・脈細弦数
舌赤・少苔・あるいは無苔、などの症状が現れる。
そして内熱が燃え上がり裏に入って津液を消耗する。
また肺陰が不足している場合には、秋燥に耐えられす
肺燥となって喀血などが現れる。
あるいは温燥の邪感受すれば、またたくまに熱に変化し
裏に入って肝腎の陰液を損傷する。

一般的には、もともと陰虚の体質の人には、補陰することが先決である。
そして陰不足のものはない熱があることが多いので
補陰と同時に清熱することも考えなければならない。
また重症の陰不足では必ず燥になるので、潤すとよい。
精・血・津・液はいずれも陰に属しているので
滋陰・補精・養血・生津・増液などもみな、補陰治療の一つに数えられる。

陰虚体質の薬膳
菠薐草豆腐湯(ほうれん草と豆腐のスープ)
【材料】
豆腐 1/2丁 ほうれん草 1/2束 
豚バラ肉薄切り 50g
醤油大さじ2 片栗粉小さじ2
塩 胡椒

【作り方】
①ほうれん草をさっとゆでて、3㎝くらいの長さに切る
②豚肉は1㎝くらいに切る。豆腐は小さな角切りにする。
③鍋に4カップの水を入れて沸騰させ、豚肉を入れる。
火が通ったらほうれん草を加える。
④調味料で味をととのえ、水溶き片栗粉を加えてとろみをつけつ。
【効能】
滋陰清熱
【解説】
豆腐は陰を補うとともに熱を冷ます作用があるので
陰虚によるのどの渇きや手足の火照りを
鎮めます。
豚肉は、滋陰、ほうれん草は清熱に働き
全体を陰虚による不快な症状を抑えます。


参考文献:
『中医薬膳学』
『中医病因病理学』
『中医食療方』
東洋医学出版社
『薬膳素材辞典』
源草社
『薬膳の基礎知識』
環健出版社
※画像や文献に関して、ご興味がおありの方は
是非参考文献を読んでみて下さい。
木村

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