下積み修行中の木村さんのお勉強記事です。
勉強不足で至らない内容ですが、
少しずつ学んで参りますのでお許し下さい。
不愉快なところもあるかと思われますが、
成長とともに少しずつお返しして参りますので
どうか見守り 応援してやって下さい。


帯下①

帯下(おりもの)には広義と狭義の二つの意味があります。
広義の帯下は、婦人科疾患全般を指します。
これは帯脈以下の部位で発生することから、
個人が婦人科疾患全般を
「帯下病」と総称したことによります。
狭義の帯下は、膣から流出する
粘椆性の物質を意味します。
帯下の名称は、膣から流れ出る様子が、
粘椆性の帯が下方に
落ちるように見えることによります。

帯下異常は臨床において
よく見られる症状であり、
帯下の量が著しくふえたり、色・質・臭いなどに
異常が見られ、さらに、
全身や局部に病変が現れる場合もあります。
その中でも最も多く見られるのは、
膣内の炎症や子宮頚管のびらんです。
正常な帯下とは、任・帯脈により制御されており、
膣内を潤滑にし、無色・無臭・
質は薄いもしくはやや粘り気のある液体です。
月経期・月経前・妊娠期にやや増加する以外は
一般には量は少ないです。
これは腎気が満たされ盛んであり、
日の健運および肝の疎泄機能が
正常に働き、また任・帯脈が充たされ
正常に機能していることの表れであります。
そして帯下異常とは、
様々な原因から、脾・腎・肝の機能が失調し、
任・帯脈が損傷したため、
帯下の量が増える・臭いが強くなる・色が異常になる
などの症状が表れ、
さらに、相応する全身症状も現れる状態をいいます。
また臨床では、帯下の過小と言う症状も存在します。
これは腎精不足・陰液虧損・任脈不通などの関連があります。


参考文敵>
[実践講座] 中医弁証 東洋医学術出版社

木村

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