下積み修行中の木村さんのお勉強記事です。
勉強不足で至らない内容ですが、
少しずつ学び成長して参りますのでお許し下さい。
不出来なところもあるかと思われますが、
成長とともに少しずつお返しして参りますので
どうか見守り 応援してやって下さい。


金環日食  出典:NewsiーTBS
金環日食  出典:NewsiーTBS


先日、5月21日(月)に金環日食が見られました。
私は日食が見られる時間帯は丁度通勤中でした。
電車の広告で今日であると思い出し
日食めがねを購入し忘れたので
非常に残念に思っていました。
重い足取りで当院の前の階段を
登っていたところ、でました
宇宙好きの為沢先生です。
「この為に早く来てん…」
と終始ニヤニヤされていましたが
すぐにめがねを貸して下さり
初めての日食を見ることが出来ました。


薬膳①

薬膳は中医学の弁証・立法と同じように、食材や中薬を組み合わせて、
栄養・効能・色・香り・味・形など、
全てがそろうように調理した食事のことであります。
家庭の食事などで大切にされる栄養価・おいしさ・食感・満足度などよりも、
食による作用や効果の方が重視されます。
≪黄帝内経素問・臓気法時論篇第二十二≫には
「五穀為養、五果為助、五畜為益、
五菜為充、気味合而服之、以補益精気」

という言葉があり、
食材の医療作用について明確に解説されております。

五穀麦、黍、稗、稲、豆;穀類は主な食材として五臓を養う。
五果スモモ、杏、大棗、桃、栗;果物は五臓の働きを助ける。
五畜鶏、羊、牛、犬(馬)、豚;肉類は五臓を補う。
五菜葵、藿、薤、葱、韭;野菜により五臓を充実させる。

食材は食物としてだけではなく
それぞれの臓腑に働き、組み合わせて使うと
バランスを調え身体の精気を補うことが出来ると解釈されています。
≪黄帝内経太素・調食篇≫には
「空腹の時に食べると食材といい、
病気を治療するために使うと、薬となる」
とあります。
このような、中国古代から現代に至るまで伝承されてきた貴重な経験が、
薬膳の「食薬同源」「食医同源」説の背景となり、
治療効果は日常の食生活から生み出されていました。


参考文献:
『中医薬膳学』
東洋医学出版社
『薬膳素材辞典』
源草社

※画像や文献に関して、ご興味がおありの方は
是非参考文献を読んでみて下さい。

木村


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