力を蓄えておくことも必要なはず

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どうも、新川です。

養生の話をしていると、
何かを取り入れるなどいわば
加えることに焦点が当たりすぎているのでは？
と思うことがあります。

資源には限りがありますから
補充するだけでなく
力を蓄えておく時期も当然あるはずで
減らさないよう、消耗しないような働きかけも同時に必要かと思います。

養生訓
「気を養ふに嗇の字を用ゆべし。
老子此意をいへり。
嗇はおしむ也。
元氣をおしみて費やさざる也。
たとへば吝嗇なる人の財多く餘あれどもおしみて人にあたへざるが如くなるべし。
氣をおしめば元氣へらずして長命なり。
」
(『養生訓（貝原守一校訂本）』中村学園大学校訂テキスト　より抜粋)

→大まかに捉えると、
氣を養うには「嗇」の字を心がけることが大事で、
「嗇」とは惜しむことであり、
元氣を惜しんで、あまりに費やさないことである。

吝嗇（りんしょく）：ひどく物惜しみをすること。けち。
一般的には否定的な意味で用いられることが多い。

《参考URL》
研究所・付置施設 貝原益軒アーカイブ