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前回に引き続き
「視る」ということを中医学の観点から、
綴ってまいります。
視るということ 其ノ一
視るということ 其ノ二
視るということ 其ノ三
瞳神を支えるために、
神膏、神水、神光、真血、真気、真精などの
液の要素が必要となってくる。
今回は真血、真気、真精について綴っていく。
真血とは・・
血の中でも、
肝から目に運ばれる軽くて清らかな血を指す。
その軽く清らかな性質によって、
人体の高所に上昇する得がたいものであり、
目の中の経絡を養う作用がある。
真気とは・・
先天の精より化生した、元陽を指す。
滞りなく、滑らかに目の経絡の中を往来している気のことである。
真精とは・・
腎より起こり、胆に施された後、瞳神に到達するもので、
先天と後天の元気より化生した精汁を指す。
続く。
参考文献：
『中医基本用語辞典』
『黄帝内経 素問 上』
『黄帝内経 素問 中』
『黄帝内経 素問 下』
『黄帝内経 霊枢 上』
『黄帝内経 霊枢 下』東洋学術出版社
『審視瑤函 巻上』 六然社
『症状による中医診断と治療』
『基礎中医学』 燎原
※画像や文献に関して、ご興味がおありの方は
是非参考文献を読んでみて下さい。
新川
