<当院でのコロナウイルス対策のご案内>
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どうも、新川です。

引き続き、
巣元方らが著した
諸病源候論を読んでいきたいと思います。

今回も
“虚労病諸侯(上)”の続きです。


《原文》

肝候於目而蔵血。
血則栄養於目。
臓腑労傷、血気倶虚、五臓気不足、不能栄於目、
故令目暗也。


→概要として。
肝は目に開竅し、蔵血を主る。
血は目を栄養するので、
臓腑が労により傷られ血気がともに虚すと、
五臓の血気が不足し、結果目を栄養できず
目暗(視界が暗く物を見ることができない)となる。

———————————————————————————

以下、memo
「目」:別名として「金珠玉液」、「幽戸神門」とも。

目の生理というと、
霊枢の大惑論篇に
五蔵六府之精気、皆上注於目而為之精。精之窠眼、骨之精為瞳子、筋之精為黒眼、血之精為絡、其窠気之精為白眼、肌肉之精為約束。(『現代語訳◉黄帝内経霊枢 下巻』より)
がある。
本文中の「五臓気不足、不能栄於目」が要点か。

続く


参考文献:
『現代語訳◉黄帝内経素問 上巻』
『現代語訳◉黄帝内経素問 中巻』
『現代語訳◉黄帝内経素問 下巻』
『現代語訳◉黄帝内経霊枢 上巻』
『現代語訳◉黄帝内経霊枢 下巻』
『中国医学の歴史』
『中医学の基礎』
『[新装版]中医臨床のための方剤学』東洋学術出版社
『東洋医学概論』医道の日本社
『中国医学辞典 基礎篇』
『中国医学辞典 鍼灸篇』たにぐち書店
『校釈 諸病源候論』緑書房

※画像や文献に関して、ご興味がおありの方は
是非参考文献を読んでみて下さい。


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