【兵法】三略　下略篇　其ノ二

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どうも、新川です。

今回も
三略（さんりゃく）の続きです。

【下略】

優游恬淡而不進者、重傷人物也。
夫兵者不祥之器。
天道悪之。

 

優游恬淡（ゆうゆうてんたん）にして進まざるゆえんは、
人物を傷（そこな）わんことを重（はばか）ればなり。
それ兵は不祥の器なり。天道これを悪（にく）む。

 

→
優游：のんびりと心のままにするさま。
恬痰：欲が無く、物事に執着しないこと。また、そのさま。

王者がそのように進軍していれば、
無益な争いを生まれることなく、
人命の犠牲は最少限にとどまるだろう。
そもそも“武器”は天意に逆らう不吉なものであることを
改めて認識し、
こころして使用しなければならない。

続く

参考文献：
『孫子・呉子・尉繚子・六韜・三略 』　徳間書店
『孫子・呉子』　プレジデント社
『老子』　岩波文庫
『角川新字源　改訂版』　角川書店

※画像や文献に関して、ご興味がおありの方は
是非参考文献を読んでみて下さい。

守り続けたい景色がありますね。