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どうも、新川です。

伸び始めた風知草
伸び始めた風知草

一見、雑草にも見えますが、
こちら風知草という植物で、
その名の通り風が吹くと、
気持ちよさそうにゆらゆらと揺れます。

これからまだまだ伸びていきそうです。


さて、ここからが本題です。

前回に引き続き、
巣元方らが著した
諸病源候論を読んでいきたいと思います。

今回も、
“風病諸侯(下)”の続きです。


《原文》

蠱風者、由体虚受風。
其風在於皮膚、淫淫躍躍、若画若刺、一身尽痛、
侵傷気血、其動作状蠱毒、故名蠱毒也。


→解釈として、
蠱風こふうとは、
身体が虚の状態で風邪を感受したことが原因となる。
なにかでひっかいたり刺したりするように全身が痛むのが特徴であるが、
その影響が気血に及び、発作を起こすと
あたかも蠱毒こどく
あたったように苦しむこととなるため、
蠱風こふうと称される。

蠱毒こどく
蠱毒にはさまざまな種類があり、
それらはいずれも変幻の気である。
蠱とは、
多くの虫蛇の類いを集めて器の中に一緒に入れ、
それらが共食いするのにまかせておき、
最後に一匹に残ったものがそれとされる。
一般的に蠱毒にあたった病は死に至ることが多い。


参考文献:
『東洋医学概論』医道の日本社
『黄帝内経素問』
『黄帝内経霊枢』
『中国医学の歴史』
『中国鍼灸各家学説』
『中医学の基礎』東洋学術出版社
『校釈 諸病源候論』緑書房

※画像や文献に関して、ご興味がおありの方は
是非参考文献を読んでみて下さい。


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