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こんにちは、大原です。
前回(2018年・2019年の運気(五運六気学説より) その3)の続きです。

今回は、前回までに考えてきた歳運=「運」と
六気=「気」の関係について
みていきたいと思います。

まずは復習です。
2018年の干支:戊戌(つちのえ・じゅつ)ですので、
歳運:「火運太過」(=五行の「火」が強くなる年。)
司天の気:「太陽寒水(三陽)」
となるということでした。

さて、歳運と司天の気を
それぞれ五行(木・火・土・金・水)にあてはめると
歳運:「火運太過」→火
司天の気:「太陽寒水(三陽)」→水
となります。
歳運が「運」、司天の気が「気」ですので、
2018年の「運」と「気」は、五行にあてはめると
「運」:火
「気」:水
となります。

すなわち、五行の相克関係で、
水は火を克す(水克火)ので、
「気」が「運」に勝つ「天刑てんけいという関係となり、
これは六気を主として、五運は参考にするという考え方になります。

(以上の五行のあてはめかたや、運と気の関係については、
以前のブログ:2017年の運気 その6
に掲載しておりますので、興味のある方は参照ください。)

同様に、2019年もみてみましょう。
2019年の干支:巳亥(つちのと・がい)
歳運(「運」):土運不及 → 土
司天の気(「気」):「厥陰風木(一陰)」 → 木
よって、木は土を克すので、2018年と同じく
「気」が「運」に勝つ「天刑てんけい」という関係となり、
これは六気を主として、五運は参考にするという考え方になります。

以上の内容からすると、
2018年と2019年は
主気と客気の六気が中心であるといえますので、
前回のブログにあった主気と客気の推移が
気候を予測する上での指標となるということですね。


参考文献:
『黄帝内経 素問 下巻』 東洋学術出版社
『内経気象学入門』 緑書房

※画像や文献に関して、ご興味がおありの方は
是非参考文献を読んでみて下さい。

大原

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