ここ1週間ほど、鼻水の止まらない人が大変多いです。
アレルギー鼻炎の様な症状ですね。
今日も朝から何人も同じ症状の方がいらっしゃいました。
みな脈は平素よりも関上に集まりがちで、やや指にひっかかる
弦のような濇のような、
人によっては緩などの脈状を呈することが多いようです(私の私見ですが)
腹診では平素よりも表在に冷えを、しかし裏に内熱をこもらしております。
ここに私は肝気との兼ね合いを強く感じました。
気逆をおこすのですね。
春の肝の気逆は、強く上に上昇するのですが、
何というか今の時期は、もっと静かにスースーと上にあがっていくイメージがあります。
この時期になり、肺気が変動し、肝気がそれに乗じて上逆するようです。
おかげ様で、気逆を収めることにより、ほとんどのものを治すことに成功しています。
人は四季に応じて生かされている事を、思い知らされます。
深いですね。
やりがいがあります。
ナメてかかると、こっちがやられてしまいます。
人を治すとは、まさに自然を相手にしていると等しいのでしょう。

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