<近日開催予定のイベント>
9月10日(日):【第三回 一般向け東洋医学養生講座】


どうも、新川です。

空へ向かうヒマワリ
空へ向かうヒマワリ

近所の向日葵ですが、
あっという間に自分の背丈より大きくなって、
今では推定2m(!)

見上げて撮影すると、ほぼ真上を向いておりました笑

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さて、
ここからが本題です。
「虚実」篇の続きを綴って参ります。

【兵法】孫子 虚実篇 其ノ一
【兵法】孫子 虚実篇 其ノ二


【虚実】
兵の形は水にかたど

夫兵形象水。水之形、避高而趨下。兵之形、避実而撃虛。
それ兵の形は水にかたどる。
水の形は高きを避けてひくきにおもむく。兵の形は実を避けて虛を撃つ。

「戦闘時の態勢は、水のようであるべきだ。
水には固定した形がなく、さまざまに変化しながら、高い所を避けて低い所に流れていく。
戦も、充実した敵を避けて、相手の虛を衝いていくべきである。」

そこで次の句が続く

故兵無常勢。水無常形。
故に兵に常勢なく。水に常形なし。

「水に定まった形がないように、戦にも定まった手はない。」

ここでは、水の流れをたとえに挙げているが、
これらは常に変化し続けるという意味では、
天地や宇宙、大自然の動きに類似している。
戦が上手な者は、変化を捉えることが上手な者ともいえる。

次回へ続く


参考文献:
『孫子・呉子・尉繚子・六韜・三略 』 徳間書店
『孫子・呉子』 プレジデント社
『老子』 岩波文庫

※画像や文献に関して、ご興味がおありの方は
是非参考文献を読んでみて下さい。

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