<近日開催予定のイベント>
8月20日(日):第五回、鍼灸学生の為の勉強会〜【医古文・漢文の読み方No.2】〜


どうも、新川です。


新大阪駅で新幹線を鑑賞して参りました。
お昼頃に行ったので、ホームは灼熱状態で、
降車されたお客さんは足早にホームから立ち去っておりましたが、
暑さにへこたれずホームで佇んでおりました (^_^;

なぜか、
途中から新幹線の車掌さんの方に興味がわき、
車掌さんの立ち居振る舞いに目がいきました。
働く大人はかっこいいってことですね。

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前回までの記事はこちら
腹診と僧医 其ノ一
腹診と僧医 其ノ二
腹診と僧医 其ノ三
腹診と僧医 其ノ四
腹診と僧医 其ノ五

前回の記事では、
曲直瀬道三について触れましたが、
同時代に活躍した医家として、
永田徳本が挙げられます。

永田徳本ながたとくほん(1513年?〜1630年?)
甲斐の生まれで、号は知足庵。
陸奥で仏門に入り、鹿島で修験道を学び、
田代三喜、玉鼎らより李朱医学を修めたのち、
戦国大名武田信虎・信玄父子二代の侍医を務める。

その後は諸国を放浪しながら治療を行ったといわれる。
その際、一服十八文(現在の貨幣価値で300円前後)の薬代をもらい、
貧富分け隔て無く治療にあたったとされる。
生没年からすると、118歳まで生きたことになるが、
徳本の数々の逸話から察するに伝説化した部分も考えられる。

著書として、
『徳本多賀流鍼穴秘伝』『徳本多賀流灸治法』
門弟が記したものとして、
『梅花無尽蔵』『徳本翁遺法 十薫方』などがある。


参考文献:
『日本医療史』 吉川弘文館
『鍼灸医学事典』 医道の日本社
『中医基本用語辞典』 東洋学術出版社

※画像や文献に関して、ご興味がおありの方は
是非参考文献を読んでみて下さい。

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