<受付アルバイト募集中>
詳しくはこちら

<近日開催予定のイベント>
7月9日(日):第四回、鍼灸学生の為の勉強会〜【医古文・漢文の読み方】〜 7/9 詳しくはこちら


こんにちは盧です。
先日、三年振りに学生時代の友人と会いました。
久々でしたが会えば昔のように
いろいろな話で盛り上がれるのは
三年間ともに学んだからなのでしょうか
とても楽しい時間でした。

帰りには
積もり積もってもう三年もたったのか
としみじみしておりました。

 

 


四診合参とは
教科書的に「望・聞・問・切」を総合して分析・判断
することを言います※1

望診・問診・切診は比較的よく行われて
古典の記述や学術的なものも多いですが
「聞診」についてはあまり書かれたり議論されたりが
他の三つに比較して少ないのではないでしょうか?

まずは四診について初めて体系立てて書かれた(?)
難経六十一難を見ていきたいと思います。

經言.
望而知之.謂之神.
聞而知之.謂之聖.
問而知之.謂之工.
切脉而知之.謂之巧.何謂也.

然.
望而知之者.望見其五色.以知其病.
聞而知之者.聞其五音.以別其病.
問而知之者.問其所欲五味.以知其病所起所在也.
切脉而知之者.診其寸口.視其虚實.以知其病在何藏府也.

經言.
以外知之.曰聖.
以内知之.曰神.此之謂也.*2

 

ここでは聞診を
「聞診によって病を知ることを聖というのは何故でしょうか」
という問いに対して
「聞診とは、五音を聞いて病を判別することを言い、
・・・医書の経典では外に表れた症状で病を知ることを聖という、
このことを述べているのだ。」
とあります。
話はそれますが四診について
微妙に見るべきものが違うと言う点も面白いです。

参考
【古医書】『難経』第六十一難

ここでいう「五音」は
現代でいう五声は「呼・笑・歌・哭・呻」
のことだとすることが
古典の解釈としては多いようです。
ちなみに
現代でいう五音は「角・徴・宮・商・羽」
だといわれております。

それではこの五音や五声とは具体的には
どういったことなのでしょうか?

つづく

———————————————————————————
*1『新版 東洋医学概論』
*2『難経』 底本は『難経』江戸・多紀元胤著、黄帝八十一難経疏証

ずっと逆さま
ずっと逆さま

返事を書く

Please enter your comment!
Please enter your name here