【週2日程度の研修生募集中】
週に2日程度(各半日)の研修生を募集しております。
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こんにちは、為沢です。
張仲景の古医書『傷寒論しょうかんろん』の解説です。

今回の傷寒論は弁厥陰病脈証并治 三百四十五章。
厥陰病で陰竭陽亡の危候について詳しく述べております。



傷寒發熱、下利至甚、厥不止者、死
病が厥陰に至り、発熱と厥冷、下痢が出現しているが、
この厥冷、下痢の程度が大変甚だしい。
「下利至甚」は下焦で陰竭となっているからであり、
発熱しても厥冷が回復しないのは、
熱が外に脱して陽亡となっているからである。

提要:
厥陰病で陰竭陽亡の危候について

『現代語訳 宋本傷寒論』訳を使用:
傷寒の病に罹って発熱し、下痢が極めてひどく、
四肢の逆冷が改善しない場合は、死証とみなせる。


参考文献:
『現代語訳 宋本傷寒論』
『中国傷寒論解説』
『傷寒論を読もう』
『中医基本用語辞典』   東洋学術出版社

『傷寒論演習』
『傷寒論鍼灸配穴選注』 緑書房

『増補 傷寒論真髄』  績文堂

『中医臨床家のための中薬学』
『中医臨床家のための方剤学』 医歯薬出版株式会社

生薬イメージ画像:為沢 画

※画像や文献に関して、ご興味がおありの方は
是非参考文献を読んでみて下さい。

為沢

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