下積み修行中の小堀のお勉強記事です。
勉強中でまだまだ至らない内容ですが、
少しずつ学んで参りますのでお許し下さい。
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小堀です。
今日は四時気篇を学んで参ります。

黄帝問于岐伯曰、夫四時之気、各不同形、百病之起、皆有所生。
灸刺之道、何者為定。岐伯答曰、四時之気、各有所在。
灸刺之道、得気穴為定。故春取経、血脉、分肉之間、甚者深刺之、間者浅刺之。
夏取盛経、孫絡、取分間、絶皮膚。
秋取経腧、邪在府、取之合。冬取井榮、必深以留之。

温瘧汗不出、為五十九痏。風蔆膚脹、為五十七痏、取皮膚之血者、尽取之。
飧泄、補三陰之上、補陰陵泉、皆久留之、熱行乃止。
転筋於陽、治其陽。転筋于陰、治其陰。皆卒刺之。
徒蔆、先取環谷下三寸、以鈹鍼鍼之、已刺而筩之、而内之、入而復之、以盡其蔆、必堅。
来緩則煩悗、来急則安静。間日一刺之、蔆盡乃止。
飲閉薬、方刺之時、従飲之、方飲無食、方食無飲、無食他食、百三十五日。
著痺不去、久寒不已、卒取其三里。骨為幹。腸中不便、取三里、盛写之、虚補之。
癘風者、素刺其腫上、已刺、以鋭鍼鍼其処、按出其悪気、腫尽乃止。
常食方食、無食他食。

腹中常鳴、気上衝胸、喘不能久立、邪在大腸。刺盲之原、巨虚上廉、三里。
小腹控睾、引腰脊、上衝心、邪在小腸者、連睾系、属于脊、貫肝肺、絡心系。
気盛則厥逆、上衝腸胃、燻肝、散于盲、結于臍。
故取之盲原以散之、刺太陰以予之、取厥陰以下之、取巨虚下廉以去之、
按其所過之経以調之。善嘔、嘔有苦、長大息、心中憺憺、恐人將捕之、
邪在膽、逆在胃、胆液泄則口苦、胃気逆則嘔苦、故曰嘔胆。
取三里以下胃気逆、則刺少陽血絡以閉胆逆、却調其虚実、以去其邪。
飲食不下、膈塞不通、邪在胃脘、在上脘則刺抑而下之、在下脘則散而去之。
小腹痛腫、不得小便、邪在三焦約。取之太陽大絡、
視其絡脉与厥陰小絡結而血者、腫上及胃脘、取三里。

覩其色、察其目、知其散復者、視其目色、以知病之存亡也。
一其形、聴其動静者、持気口人迎、以視其脉。堅且盛且滑者、病日進。
脉軟者、病將下。諸経実者、病三日已。気口候陰、人迎候陽也。

◉季節の刺鍼法について
春:大経と血経と分肉の間際に取穴する。
病状が重いときは深く、軽いときは浅く刺す。
夏:気の盛んな陽経や孫絡に、切皮程度に浅刺する。
秋:各経の経穴や輸穴に取穴し、邪気が六腑にあれば合穴に取る。
冬:井穴か榮穴に取り、必ず深く刺して置鍼する。

◉病に対する治療穴について
温瘧
平素より伏熱があったり、暑邪を受けて内熱があるか、
陽盛体質で瘧邪を感受して起こるもの。発熱が強く、悪寒戦慄が起こる。
汗が出ない時は熱病治療の五十九の兪穴(霊枢:熱病篇)を取穴する。

風水病
風邪に侵され、肺の宣降や通調水道機能が失調され、
水湿が停留し浮腫がおこる。水腫病治療の五十七の兪穴を取穴する。
(素問:其ノ六十一 水熱穴論篇 https://www.1sshindo.com/blog/zenith4764/)

飧泄(そんせつ)病
便が清希で未消化物がある状態。
脾気虚寒でおこったものは、三陰交、陰陵泉で補法を用いて置鍼する。

転筋
陰経も陽経も火鍼を用いる。

水腫
環跳の下三寸(風市穴)に取穴、鈹鍼で刺鍼(古代九鍼の一種)を用いて
鍼孔に筒鍼を入れ、水を放水させる。
水の出方が緩慢であれば煩悶を訴えることが多く、水の出方が早ければ
安静にして一日おきに行う。利水薬を併用するが、食事の前後に服薬は避ける。
百三十五日間は脾を損傷しないように、飲食にも注意する。

着痺
治りにくく、慢性的に冷えがあるものは足三里を取穴し火鍼を用いる。

腸の機能失調
三里穴に取る。

癩病
腫れた部位に刺鍼し、邪気を排泄させる。常に食事に留意する。

◉患者の色と眼、気口・人迎の脈診で病の状態を診る。


参考文献:
『現代語訳黄帝内経霊枢』
『中医基本用語辞典』東洋学術出版社

※画像や文献に関して、ご興味がおありの方は
是非参考文献を読んでみて下さい。

小堀

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