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「中薬学・方剤学の研究」辛味の持つ行の働き(3)

こんにちは。 本院受付の日下です。 今回は五味の一つ、辛味の持つ(散・行)の内の行の続きを書いていきます。 前回の記事では行気について書いていき、 方剤として使われるシーンとしては、 1.そこに気滯が生まれている 2.気滯が生まれやすい状況を予防する シーンがあるとご紹介しました。 今回は2のご紹介です。 今は中薬学をテーマにしていますが 方剤を絡めた方が説明しやすいので 少し方剤学の分野の話にもなります。 また、辛味も内容に含まれますが、それに限った話ではない事をご了承ください。 一例を出すと帰脾湯の木香です。 薬対論 P220を見ると木香は人参との組み合わせの説明で 「辛苦、温通の効能があり、芳香燥列の気で、全身の気機(人体内の動く気のめぐり)を疏通す ることができる。 〔組み合わせの効能〕滋膩呆滞(生気がない、鈍い)を取り除く効果がある。 また、人参の効能 範囲が広がり、気滞を兼ねる気虚に使用してもよい。」 とあります。 この理解には辛苦と甘味、昇降浮沈を絡める必要があり、 まだご紹介していない分野も含まれるため説明仕切れません。 ただ、辛味に理気作用によって人参といった補剤の停滞を防いでいる一面も含まれる内容です。 岡本一抱子は医学三蔵弁解 P146にて 「補剤というものは集めて泄らさないようにするものです。 人参 白朮 黄耆 甘草の甘薬は、補渋するだけであれば反って気分の流行することを得にくいものです。 めぐらなければ充たしにくく、充ちなければ補とは言えません。ですから木香があり、補中しながら升降の気を通行させて いるわけです。」 と言いましたが、この内容には一部辛味の理気作用が含まれるものだと思います。 同書籍にて補中益気湯の陳皮の辛味についても触れられています。       《参考資料》 ・薬対論 南山堂 ・医学三蔵弁解 たにぐち書店 岡本一抱子著

『経穴纂要』ー手太陰肺経 壱ー

『経穴纂要』より手太陰肺経の第一

『中薬学・方剤学の研究』辛味の持つ行の働き(2)

こんにちは。 本院受付の日下です。 今回は五味の一つ、辛味の持つ(散・行)の内の行の続きを書いていきます。 前回の記事では行気について書いていき、方剤として使われるシーンとしては、 ①そこに気滯が生まれている ②気滯が生まれやすい状況を予防する シーンがあるとご紹介しました。 ①のパターンとして運用する際は、生薬個々の特性を考え、 それがどの臓腑経絡に作用するのかを理解している事が大切だと思います。 また、行気に限らない話ですが、 中医臨床のための中薬学 P23  《素問・宣明五気篇》に 「散は肝(木)に入り、苦は心(火)に入り、甘は脾(土)に入り、辛は肺(金)に入り、鹹は腎(水)に入る」 と統括されている。 ただし、これは一般的な法則であり、固定普変のものとみなし機械的にとらえてはならない。 たとえば、黄柏は苦味であるが心火ではなく腎火を瀉し…」 とある様に中薬を運用する際は五行学説に引っ張られ過ぎないように 気をつける必要があると思います。 例えば陳皮ですと 同書籍 P259 「陳皮は辛散苦降し、薬性が温和で芳香醒脾にも働き… ①理気健脾 脾胃気滞の腹満・悪心・嘔吐・下痢などに、木香・縮砂・半夏・枳殻などと用いる。」 とある様に辛温芳香の作用により脾胃の気滞を解除します。 この場合肺は関与していません。 《参考文献》 中医臨床のための中薬学 東洋学術出版社 神戸中医学研究所編著

『経穴纂要』ー骨度 弐ー

https://www.1sshindo.com/blog/zenith23871/

とある消しゴムの話

こんにちは、受付の栗原です。 これは消しゴムの話です。 彼は最近、一鍼堂にやってきた消しゴムです。 年月が経っているのかプラスティックのケースは 色がはげてしまっています。   3年前、鍼灸学校入学と同時に 「透明で消したい文字が透けて見えるから便利」 という謳い文句だったことから 当時、学生だった文房具好きの鍼灸師の卵に迎えられたそうです。 しかし、鍼灸学校の授業は狭い机というフィールドの中で いかに手早く消せて、タッチが軽く、コロコロと転がらない を必要とし、彼の得意とする 「透明で消したい文字が隠れず、よく消える」は そこまで必要とされず、少しずつ出番が無くなっていきました。 それから3年、学生は鍼灸師となり 彼はようやく一鍼堂という場所で日の目を見ることになりました。 彼の得意とする「よく消える」は 予約台帳のフリクションペンがきれいに消せて ノートを汚すことなく、Bの濃い鉛筆の跡を無かったことに出来る、 彼の「よく消える」はBの鉛筆の濃さも得意としていたのである。 今では「あの消しゴムはどこへいった」と 探されるほど受付では必要な存在になりました。   長くなりましたがこの消しゴムの話は 3年もの間、誰にも必要とされず 見向きもされず眠っていた ケースの色も落ち、どこの消しゴムかさえも 分からなくなったその姿を見て、 人も物も必要とされる場所にいてこそ その存在は輝るのだなーと 思ったことを綴ってみました。

『中薬学・方剤学の研究』辛味の持つ行の働き(1)

行の働きについて書きました。

『経穴纂要』ー骨度 壱ー

経穴纂要』より骨度第壱

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