下積み修行中の奥村のお勉強記事です。
勉強不足で至らない内容ですが、
少しずつ学んで参りますのでお許し下さい。
不出来なところもあるかと思われますが、
成長とともに少しずつお返しして参ります。
どうか見守り 応援してやって下さい。


こんにちは。奥村です。
今回は肝について勉強したことを書かせて頂きます。

肝の生理機能には次のようなものがあります。
気機の調整  :肝は気の昇降出入の運動をスムーズにする働きがある。
脾胃の運化促進:脾が精微などを昇清する働きや、
胃が水穀を降濁する働きを助ける。
胆汁の分泌  :胆汁を分泌し、脾胃の運化促進をする。
情志の調整  :情志に関係する。
蔵血を主る  :血を貯蔵し、人体の血量を調整する。

肝の特徴としては次のようなものがあります。
怒は肝を傷る:激しく起こると肝の陽気の昇発が度を超す。
肝は目に開竅:視力や目の潤いは肝血の滋養に依存している。
涙は肝の液 :涙で目を潤し保護する。肝の陰血によって滋養している。
筋と爪を滋養:肝血により、筋や爪を強靱にする。

肝の機能が異常になると、次のような病理変化が現れます。
肝気鬱結:気の昇降出入の運動が滞り、気滞となる。
気が滞ると血も滞り、血瘀も生じやすくなる。
また、情志にも変化が起こり、
わずかな刺激で抑鬱状態に陥りやすくなる。
肝火上逆:肝気が昇りすぎる。気に引っぱられて血も昇る。
肝気犯脾:肝の助けがなくなり、脾の昇清ができなくなる。
肝気犯胃:肝の助けがなくなり、胃の降濁ができなくなる。
肝血虚 :筋や目の滋養ができなくなる。
目の渇きや四肢の痺れなどが起きる。
肝風内動:気の昇と動の働きによって内風が起きる。
寒滞寒脈:寒邪が肝脈を侵襲し、経脈が収縮して気血凝滞が起こる。
肝胆湿熱:湿熱の邪や、甘い物や酒により内生した湿熱により、
肝胆に湿熱が蘊結。脾胃の運化を助けられなくなる。
食欲減退や泥状便、便秘などの大便不調が起きる。
胆鬱痰擾:ストレスにより肝気鬱血が起き、気滞が生じる。
気滞によって内生した痰熱が胆と胃を侵襲する。


参考文献:
『中医基本用語辞典』
『中医学の基礎』
『中医診断学ノート』東洋学術出版社

画像や文献に関して、ご興味がおありの方は
是非参考文献を読んでみて下さい。

奥村

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