江坂のラーメン屋にて
江坂のラーメン屋にて

下積み修行中の大原さんのお勉強記事です。
勉強不足で至らない内容ですが、
少しずつ学び成長して参りますのでお許し下さい。
不出来なところもあるかと思われますが、
成長とともに少しずつお返しして参りますので
どうか見守り 応援してやって下さい。


修行生の大原です。
江坂にはラーメン屋が多いですね。
また、江坂以外にも、
色々探索してみたいと思います。

さて、臓腑の表裏関係についての記事を
続けてきましたが、
ついに佳境を迎えました!
今回の「心包と三焦について」が
ラストとなります。

「心包」とは、その名の通り
心の臓の外側を
囲むようにして
存在するもの
とされています。

素問「霊蘭秘典論篇」(第8)には、
「膻中なる者は、臣使の官、喜楽これより出づ。
とあり、膻中とは心包を指し、
心包は、君主である心の宮城で、
臣として心に奉仕する役目を果たすとされています。

心は五臓の中で最も重要な臓であることから、
心包は心を守り、心を犯そうとする邪は
心包絡で食い止められることから、
心の変動は心包に現れます。

また、五行論において、
心は「火」と関係が深いことは
すでに述べましたが、
心の火を「君火」、心包の火を「相火」と
区別して考えます。
心と心包の関係から、
「君」は主人を表し、「相」は従で付き人を表します。

その違いは、
「君火」は明るくするもの、
「相火」は熱を指すとされています。

経絡においても、
心経と心包経の二つの経絡が存在する理由は、
心は最も重要な臓であることからである
という説が有力です。
ですが、古代には、心包経は心経に含まれていたそうで、
経脈の数も、今より一つ少なかったようです。

おそらく、歴代の医家の先生方によって
臨床現場での体表観察や考察が重ねられ、
現在の十二経脈が正しいのではないかと
結論付けられてきたのでしょう。

次回に続きます。


参考文献:
『基礎中医学』 燎原
『臓腑経絡学』 アルテミシア
『中医病因病機学』東洋学術出版社
『素問・上巻』  東洋学術出版社
『東洋医学概論』 医道の日本社

*画像や文献に関して、ご興味がおありの方は
ぜひ参考文献を読んでみて下さい。

大原

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