こんにちは、本多です。
今回は曲池の穴性について記載致します。

以前も曲池について、
経穴解説として記事にしておりましたが、
臨床で改めて考えさせられることがありましたので、
再度、曲池の穴性について記載致します。

【曲池の穴性】

祛風 ・祛湿 ・散寒 ・散熱
など、あらゆる外感病を治し、
気血調和 ・降気作用 ・理腸作用など、
虚と実の症候のどちらでも対応ができる。

曲池に瀉法を行うことで、
腎虚を補うことができるのだが、
これは、
腎⇔大腸がお互いに影響し合う、
子午流注の関係で説明が出来、
これを利用して、
腎・大腸からおこる眼疾患も治することができる。

古代鍼灸取穴方法の一つ。
ある一定の時刻に、陰陽の各経に気血が順番に流れこみ、
所定の経脈の気血が盛んになると特定の経穴が開き、
気血が衰えると閉じると考えられる、
気血の盛衰と開闔(かいごう)の法則をいう。


参考文献:
『ツボ単』 株式会社NTS
『穴性学ハンドブック』 谷口書店
『経穴解説』 メディカルユーコン
『臨床経穴学』
『鍼灸学(経穴篇)』
『中医基本用語辞典』 東洋学術出版社

※画像や文献に関して、ご興味がおありの方は
是非参考文献を読んでみて下さい。

本多

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