<当院でのコロナウイルス対策のご案内>
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どうも、新川です。

・・勉強メモとして

仏教と医学の関わりの中で、
鎌倉期を代表する僧医として梶原性全が挙げられる。

よく知られているところであれば
『頓医抄』と『万安方』の二書を著した人物ではあるが、
性全自身の経歴などについては不明な点が多いとされる。

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梶原性全(1266~1337)
号は浄観。和気氏の一族とされる。

当時、それまでは漢文で書かれた医書が主流だったところ
『頓医抄』(全巻50巻)は、
平易な仮名交じりで
より多くの人へ伝わるような意図が見てとれる。
内容としては、中国(当時は宋)の『太平聖恵方』からの引用が見られるが、
それと共に仏教思想の影響が見られ、性全独自の見解も記されているといわれる。

一方『万安方』(全巻62巻)は、漢文で著されており、
宋代に著された『聖済総録』の影響が大きいといわれるが、
こちらの奥書に
『冬景秘之,雖為兄弟親朋,不可容易披閲耳』等 の文があるように、
一族の中で秘するべき重要な書だったことが読み取れる。

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