<当院でのコロナウイルス対策のご案内>
当院でのコロナウイルスに対する工夫と処置の

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こんにちは、大原です。
相変わらず最高気温が35度を超す
暑い日(いわゆる猛暑日)が続いてますね。
ですが、台風10号が過ぎたあとからは
最高気温が30度ぐらいに
落ち着いてくる予報が出ているようで、
ようやく一安心できそうです。

さて、
この猛暑の中で、晴天だったにもかかわらず、
いわゆる集中豪雨・ゲリラ豪雨と呼ばれる
突発的な大雨に遭遇された方も多いと思います。

この突発的な大雨は、
高い気温によって
積乱雲と呼ばれる厚い雲が
急に発達することによって発生すると
天気予報のニュースで聞いたことがあります。

ですが、ある鍼灸の高名な先生は
この突発的な大雨を一目見られ、
「これは陰陽の転化によって起こってる」
とお言葉を発せられました。

ちなみに「陰陽」とは、
あるものごとの対立する両面のことで、
たとえば
光(陽)と影(陰)、
昼(陽)と夜(陰)、
熱(陽)と寒(陰)
などが挙げられます。

また、この「陰陽」は
陰と陽のバランスが取れていることや、
バランスを取ろうとしている状態が正常であり、
そうでない状態は
陰陽の偏盛、陰陽の偏衰、陰陽の離決などといい、
人でいうと病の状態であったり、
自然界でいうと異常気象であったりと、
何かしらの異常があることを表します。

そして「陰陽の転化」とは、言い換えると
陰が極まって陽となる、
陽が極まって陰となる、
という、東洋医学における陰陽論の
法則の一つにあたります。

これは、たとえば
春〜夏の暖かい・暑い陽の季節で、
陽が最も強い夏の季節の次は
必ず秋〜冬の涼しい・寒いという陰の季節に移り、
そして
陰が最も強い、寒い冬の季節の次は
春の陽の季節に移るという
季節の気候の移り変わりであったり、
一日の中でも
真昼→夜の移り変わり(陽→陰の転化)、
夜→朝の移り変わり(陰→陽の転化)といった変化を
陰陽でとらえたものです。

では、猛暑の中の
突発的な大雨はどうでしょうか?

最高気温が37度もある日中は陽が最も強く、
その陽が極まって
陰陽が転化し、
雲が出てきて大雨という陰の状態に
変化しているとも考えられます。

このように、異常なほど暑い日に
大雨を降らせることで、
自然は陰陽を調和させているとも
言えるのかも知れません。

急な大雨(8月末・本院の入口から)
急な大雨(8月下旬の夕方・本院の入口から)

■参考文献
『基礎中医学』 燎原
『詳解 中医基礎理論』 東洋学術出版社

興味がございましたら、ぜひ参考文献もお読みください。

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