<当院でのコロナウイルス対策のご案内>
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こんにちは、大原です。

東洋医学の哲学思想に五行論というものがあり、
万物は、木、火、土、金、水とよばれる五つの性質のうちの
いずれかに属すという考え方があります。

その中で、5つの性質ごとに、それぞれ
「五色」といわれる色が決まっており、
木=青、
火=火、
土=黄、
金=白、
水=黒、
であるとされています。

さて、ここまでは鍼灸の専門学校でも習う内容ですが、
なぜこのように色が定められているのでしょうか?
疑問を抱いてる方も多いと思います。

最近、ある古文の文章を読んでいると、
この五色に関する内容を見つけました。
漢文で読みにくいかも知れませんが、
以下のものです。

<論配五色>
左氏伝子産曰、
発為五色、蔡伯喈云、通眼者為五色、
黄帝素問曰、
草性有五、章為五色者、
東方木為蒼色、万物発生、夷柔之色也、
南方火為赤色、以象盛陽炎燄之状也、
中央土黄色、黄者地之色也、故曰天玄而地黄、
西方金色白、秋為殺気、白露為霜、白者喪之象也、
北方水色黒、遠望黯然、陰闇之象也、溟海淼邈、玄闇無窮、
水為太陰之物、故陰闇也、
(原文は『五行大義』p.215より抜粋しました。)

途中から五色についての記述になっています。
この中でまず気になるのが、
東方木為蒼色
というところで、
「青」ではなく「」となっていますね。

」は辞書では
草のような青い色。こい青色、深青色。」とあり、
普通の青の色ではなく、
自然の草木や山のような色であると書かれています

その他、五色の配色についての記述で
気になるところがありますので
また続きを書いていこうと思います。

収穫間近のトマト。 周辺の山の緑もきれいですが、この山の緑が蒼に近い色なのかも知れません。
収穫間近のトマト。周辺の山の緑もきれいです。この山の緑が「蒼」に近い色なのかも知れません。

参考文献
『五行大義』 明徳出版社

興味がおありでしたら、ぜひ参考文献もお読みください。

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