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明けましておめでとうございます、為沢です。
皆様、良いお年を迎えられましたか?
本年度も宜しくお願い申し上げます。


さて今回は、唐代の名医 王燾おうとうについてご紹介致します。

王燾は唐の時代の郿目(陕西省岐山県)の人。
670年頃生まれ755年に没している。
王焘は幼いときから病気がちで、そのため医学には興味があり
自ら研究を重ね 名医に会っては必ず教えを乞う姿勢でいました。
出世し、唐の官立図書館である弘文館に二十余年にわたり奉職し
歴代医家の蔵書を学ぶ機会に恵まれました。

その後、親戚のことが原因で官位が下がり左遷され、
東西南北あらゆる場所に移り住むことになり、
その間 様々な病に悩まされてきたが、
今まで学んできた医術のおかげで困難を乗り切ることができました。
この経験から、これまで学んできた医薬文献をまとめ
整理・編集し『外台秘要方げだいひようほう』を完成させました。

外台秘要方とは、唐以前の多くの医書を採集し編まれたもので、
全て依拠する文献名を明記されているので、
すでに失われた古医書に関して高い資料価値を有しております。
(現行本は1069年の北宋刊本に由来しております。)

『外台秘要方』で鍼灸は灸法を推奨し
灸法の臨床応用について重点的に記述しております。
これは当時、未熟な医師による鍼術が
世に蔓延していた為ではないかと考えられます。

『外台秘要方』は過去に新川先生の記事で
詳しく御紹介しております。
【古医書】外台秘要方


参考文献:
『東洋医学 基礎編』
『いちばんわかる!東洋医学のきほん帳』学研
『東洋医学概論』医道の日本社
『現代語訳◉黄帝内経素問』
『現代語訳◉黄帝内経霊枢』
『中国医学の歴史』
『中国鍼灸各家学説』東洋学術出版社

為沢

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