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こんにちは盧です。
一鍼堂のブログでは中国の古典が多いとよく聞きます。
ですが実は日本の医家たちにも
面白い方がたくさんいらっしゃいました。
特に江戸期・考証学派とよばれる一派は
当時の中国を凌ぐほどの
学術レベルの高さを誇ったそうです。

今日はそんな中から多紀元堅の雑病について書かれた本
「雑病広要」をみていきたいと思います。

中風
 中風之病内経有仆撃偏枯之名而造至張夫子
其証始瞭金元以降其説紛挐張会卿別立非風一門
然就令攷之実無外于長沙之(上+日)
此集一以定対方為要如緒家真類之弁僅存其梗槪而巳。

現代語訳
中風の病は黄帝内経において仆撃・偏枯の名前があり
張仲景がその名(中風)の名前をつけて金元代以降よく議論となった。
張景岳は別に「非風」の一章を設けた。しかしこれは張仲景の意から
はずれることなくまとめたものであり、証と処方を定めて要となした。
緒医家において本当にこれを弁じているものは、わずかである。
大略は以上をもって終わる。

参考文献
「近世漢方医学書集成48 多紀元堅」名著出版

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