油断するとそれらは僕らの感覚を鈍らせる点で言うと
富も快楽も権力も警戒すべき物に見える。
悲しむべきかな
いつしか夢を語りあった友も
遠い世界を友に空想した友も
それらに触れて不感症になってしまった。
そういったとき
彼らを変えた
富や快楽、権力をこそ激しく憎んでしまう想いがある。
彼らの自由な発想はどこにいってしまったのか。
苦しみやもどかしさは我々には常に必要な原動力なのでは
無かったか。
これからの時代、
未来の僕らは利便性を求める結果
大事なものを失うのではないか。
苦しみや孤独感はモノでは埋まらない。
但し、それらへ向き合う機会を奪ってしまう事こそが
実は大きな影響を持つことにいつしか気付く。
便利でかつ余裕が無いと
人は自分自身と会話する時間を失うのだ。
我々は本当に進化していると言えるのかな。
人類は生物の王ではない。
畏れを失うといつか大きなしっぺ返しをきっと食らう。
進化と信じているものの前で
僕らはいい気になるが、
自然に対してはやはり微力だ。
進化と信じる医学の前で
やはり 手をかざして 手で触れ
語りかける古の医学に対してはやはり微力だ。
文明侮るべからずと知りながらも
文明を過信してはならないと教えられる。
  林玄一

2 コメント

  1. 本当に便利な世の中です・・・
    特に今の日本は。
    モノや情報があふれ回転するサイクルがどんどん速くなるのでその分無理やゆがみが
    増えている気がします。
    主人公は人間のはずで一人一人もっと大事にされるべきなのにおざなりになっているように
    思います。
    自分をしっかり持ってないと流されてしまいそうです。
    体調を崩して一鍼堂さんにお世話になっていると健康でいることのありがたさをひしひしと
    感じます。
    元気で毎日を過ごせて、ご飯がおいしく食べられて、ぐっすり眠れることが幸せなのだと
    痛感します。
    あとは生活に困らない程度のお金でしょうか(汗)
    人間は地球のいろいろなものを搾取、破壊して生活しているので「生かしてもらっているのだ」
    と思っています。

  2. 僕らの鍼がそういった人一人に
    影響を及ぼす事を改めて実感させられます。
    [太字]元気で毎日を過ごせて、ご飯がおいしく食べられて、ぐっすり眠れることが幸せなのだと
    痛感します。 [/太字]
    との言葉、まさしくその通りです。
    お金持ちさんでも以外に
    衣食住を真に楽しめる人って実際は少ないです。
    何が幸せか 
    実は幸せの種ってすでに持っていてたりするんですね。
    なんかうさん臭くなりましたのでこの辺にします。
    勉強させてもらいます。
    ありがとうございます。

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