帝曰.寒厥何失而然也.
岐伯曰.
前陰者.宗筋之所聚.太陰陽明之所合也.
春夏則陽氣多而陰氣少.
秋冬則陰氣盛而陽氣衰.
此人者質壯.以秋冬奪於所用.下氣上爭.不能復.精氣溢下.邪氣因從之而上也.
氣因於中.陽氣衰.不能滲營其經絡.陽氣日損.陰氣獨在.故手足爲之寒也.

陽気の少ない秋冬にむやみに陽気を漏らすと
気が上逆し、
邪も上に昇る。
これでは、経絡を栄養することも出来ずに
陰気は陽気の助けなく独りあるのだから
寒を成すのだとあります。
臨床では、
一身に陽気が不足しているのに
気が上逆するため、冷えのぼせのような状態になり
これは
陰虚の虚火と見誤りそうになることがありますので
要注意です。

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