スタッフの新川です。
最近春めいてきたな
と思いきや
寒の戻りが骨身に凍みますね。
一鍼堂には植物が多くあり、
外の植物に水やりする時が
一苦労です(笑)
前回の
「なぜ肝=木なのか」
の続きです。
肝気がストレスなどで暴れ出し、
他の臓器を傷つけるというお話です。
実際、臨床の現場でも遭遇する事が
多い症例だと感じております。
特に脾胃との関わりは非常に深いです。
同じ中焦の位置にあるのも
注目すべき点です。
今回は五行に
絡めた見方をしてみます。
肝=木 脾=土
というのは前回解説しましたね。
五行の間では、お互いに助け合う作用もあれば
制約し合う作用もあります。
こうすることでバランスを保とうとしているのです。
これが相生・相克関係と呼ばれるものです。
仮に一つの臓腑が強くなりすぎると結果的に
全体のバランスを崩し、その臓器自体も
傷ついてしまいます。
そのような異常な状態を相乗関係といい、
特に木(肝)は土(脾)を侵襲しやすいので
「木乗土」と呼ばれます。
これを現代の症状でいえば、
ストレスが溜まりすぎる→胃を悪くする
=(肝気が鬱滞→脾胃を傷つける)
というメカニズムで
解説出来ます。
 新川

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