僕は、
鍼を持つ際の心持ちを
大事にしています。
世の中には鍼灸師も多くなり、
鍼にもいろいろな鍼があります。
金儲けのための鍼
自分を表現するための鍼
なんとか治したいと意気込む鍼
人に魅せるための鍼
治さなくてはならないという焦る鍼
学問的或いは探究心に導かれる鍼
さてさて、
どれが正解でしょうか。
僕は何を目指したいか。
どうありたいか
常に考えています。
また、
そこから外れるといつも悩みます。
実は、上記の鍼すべてが目指すところではありません
人には”気の流れ”というものが
ありますから、
これにのっかるような鍼をしたい。
水の流れは変えられない、
変えよう、俺はこうする、
こうしてやりたいという強張りが逆に
邪魔をする。
手技云々がよく議論されますが、
その所作は患者に対するときに
自ずと導かれるものだと思います。
そんな鍼を。
今日はそんな鍼が出来る時間が結構ありました。
自ずと口数は少なくなります。
なにかに取り付かれたように、
体が動くような時があるものです。
不思議なものです。
何かを見ているようで何も見ていないようで
すべてが見えているという感覚。
我が心は
優しいようで 怒っているようでもなく
喜んでいるようでもなく 恐れているようでもなく
自然と 患者の声を捉えることが出来
自然と 鍼をそこに置けるべきである。
陰陽五行論も教えてくれます。
こんな抽象的な話ばかりですいません。
こんなことばかりを考えています。
病治しは 病気との闘いであり
患者との戦いであり
己との戦いです。
勉強はしていくべきです。
それは前提です。
そこから先の話です。
そこを置く土台の話です。
私も体が弱いです。
忙しい中、へろへろになりながら
患者の施術にあたっています。
どっちが病人かという問いも私の中にあります。
患者と私と
一緒にがんばりましょう。
共に進みましょう。
治せる鍼ならいいのです。
そのためならなんだってします。
日常が修行
日常の思考自体も切り離すことは出来ない。
道を誤るべからず。
公使ともども芯の軸はぶれるべからずです。
体裁はこだわらず
思ったことをそのまま書きました。
読み返すとめちゃくちゃかもしれませんが、
伝わるかどうかは、また別の話。
そのままにしておきましょう。
そうそう。
昔好きだった、
ブルース・リーも言っていましたね
「Don’t Think.  Feel!」
考えるな 感じろ
です。
夢中になって、
マネをして、
彼から学んだ格闘術はなかなか役に立つことはないのですが、
この一言が私の心の奥で、
いつまでも黒光りしています。


追伸。
最近は、患者様からの体験談が続きました。
せっかく書いていただいたものであり、
ホームページに紹介しますと患者に話していたものの、
溜まりっぱなしであったので、
申し訳ない気持ちとともに改めて紹介とさせていただきました。
ご協力ありがとうございます
         一鍼堂 院長

4 コメント

  1. 雑念なんか取れないですよ(笑)
    物事には陰陽があるので、
    人には善も悪もあって始めて人なのですよね。
    ただ、鍼を持つときはなるべく
    ニュートラルな状態であるべきだということでしょう。
    鏡に色がついていれば、
    正しく、物を写す事は出来ない。
    悪意という色も
    善意という色も
    同じように鏡をにごらします。
    ホ・ジュン、
    まだみれてないっす。
    masaさんはいつもお薦めしてくれますね。
    今年こそは絶対みると約束します!!!
    おもしろいのはわかっています★

  2. 心をクリアにして鍼を持つことを心掛けてはいても
    大変難しい
    私は院内全ての動きを把握する方向に意識が行ってしまう事がありますね
    弟子のミスも気付かないくらい集中できた時の方が治療結果はいいですね^^;
    どっちがいいのか・・・
    >masaさん
    時々覗かせて戴いています。
    中々食養まで手が出ませんが、必要な時にご紹介いただいた本で調べています。
    ホジュンは本で買いましたが・・・まだ読んでいません。
    ドラマの方もまだです。いずれ見たいと思っています。
    最近、未読本の山です・・・ハハハ

  3. 今日は治療ありがとうございました。 皆さんチャングム、ホジュンを見ているのですね! 僕も大好きで見ていました。 医者にしろ、鍼灸師にしろ、医療に携わる全ての物のお手本になる心得だた思います。

返事を書く

Please enter your comment!
Please enter your name here