下積み修行中の本多くんのお勉強記事です。
勉強不足で至らない内容ですが、
少しずつ学んで参りますのでお許し下さい。
不愉快なところもあるかと思われますが、
成長とともに少しずつお返しして参りますので
どうか見守り 応援してやって下さい。


今回は「発汗を問う」についてです。

汗は津液が蒸発して体表に排泄されたものと捉えます。
汗を問う場合、まずは有汗か無汗かを尋ね、
汗の出る時間、部位、量を伺います。
発汗は外感病・内傷病に分けられます。

外感病では、
風邪を感受すると風の性質により
腠理(毛穴)が開き汗が出る。
寒邪を感受すると寒の収斂作用により腠理がしまり
無汗となる。

次に内傷病では、
気虚により日頃から汗をかきやすく、
少し動いただけでも汗がでてしまう「自汗」、
陰虚による虚熱が津液を蒸発させてしまい
就寝時にでる「※盗汗」、
陽熱が内盛し大量のあせをかき
高熱がでて冷たい飲み物を好むか、
陽気が絶えそうになり大量の冷や汗をかき
四肢が厥冷してしまうことでおこる「大汗」
に分けられる。

※寝汗のこと

部分的にかく汗では、
頭に限定して出るのは、多くは熱邪・湿邪により生じ、
半身にかく汗では、左側右側どちらか、
あるいは上半身下半身どちらかに出るものをいいます。
風淡・風湿が経脈に滞り生じます。
手足にみられる発汗では、足の裏は少陰腎経、
手の平は厥陰心包経が流注していることから、
陰経に鬱熱があることを意味します。


参考文献:
『中医学の基礎』
『中医診断学ノート』 東洋学術出版社
『実用中医学』 源草社

本多

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