下積み修行中の紅露くんのお勉強記事です。
勉強不足で至らない内容ですが、
少しずつ学び成長して参りますのでお許し下さい。
どうか見守り 応援してやって下さい。


こんにちは紅露です。

先日、睡眠の質について改めて感じさせられる事がありました。
一般的に10時から深夜2時の間に熟睡する事で、疲労回復、傷の修復、
骨・筋肉の成長、内臓代謝等の作用を促進する『成長ホルモン』が最も
効率よく分泌されます。
その中でも体が熟睡するまでには最低でも2時間かかるといわれています。
という事は・・12時までに寝る事で『成長ホルモン』の作用を最大限に活かせる訳です。

『成長ホルモン』を分かりやすく言うと、子供の時に最も活発に分泌され欠かせない体の中のホルモンです。
だから、子供は早寝早起きが得意ですし、ご飯もよく食べ、傷の治りも早いのです。
良く成長するには沢山のホルモン分泌が必要ですからね。

ある脳科学者の方がお話されていました。

「睡眠は『時間』では無く『質』である。
だから僕は仕事から帰り、次の日に向けてやる事が残っていても10時には寝ます。
ですが、3時には起きて次の日の仕事をします。」と。

極端に思いますか?
一度、試してみて下さい。3時とは言いません。
2時に寝て7時に起きる『5時間』と0時に寝て5時に起きる『5時間』。
時間は同じですが質の大きな違いで、起床時の目覚め・起床後の一日が大きく変わるのが分かると思います。

それともう一つ。
仕事を終えて家宅後の脳は、いわば本棚から出した既存の本や新たに購入した新しい本を整理整頓せず詰め込んだ状態です。
一日頭を使ってぐちゃぐちゃになった本棚を、綺麗に整理整頓してくれるのが睡眠中です。

よく学生時代のテスト前日、一夜漬けの勉強をしませんでしたか?
一夜漬けの勉強は後日、頭に残っていましたか?
あれこそ本棚に無理矢理新しい本を詰め込んで、その日はどの棚に本があるか何となくうる覚えで分かりますが、
次の日にはどの棚に入れたか忘れている典型例です。
よって、ここでも睡眠の質が大切になってきます。

自分自身、参考書等の書物は仕事前の早朝に読む時が、一番頭にスッと入ってくれると感じます。
それは睡眠によって脳の中にある本棚が整理整頓された状態から本を出し入れ出来るからだと思います。

ここまで長々睡眠の質について書かせて頂きましたが、結果何を言いたいかというと睡眠の質を良くする事が
『ストレス』を溜めない一番の方法だという事です。
『ストレス』は、ほぼ全ての症状に関係し、増悪因子となります。
更に様々な原因で『ストレス』は体の中に蓄積されますが、睡眠を取る事で防げる点を前途の内容から一例挙げると・・
・深夜の考え事、悩み、不安
・疲れ、痛みが取れない
・食欲減退
・便秘・下痢
・物忘れ
・覚えが悪い等

ほんの一例ですが、当てはまる方は沢山おられるのではないでしょうか?
これまでの内容を読んで、少しでも患者さんが睡眠の大切さを意識し実行して頂けたら嬉しく思います。

※参考
中医学の「自然との調和」の考え方からも睡眠の質についてのヒントが
書かれているので記載しておきます。【訳は睡眠に関しての部分のみ抜粋】
この自然との調和によって、睡眠中の気・血・津液の交換がより円滑に行われます

春:春を「発陳」と称し、春陽上昇と共に潜気発散し、天地の間に万物みな発生する
  ・睡眠をいくらか遅らせてもよいが、朝は早めに起きて散歩するのがよい

夏:夏を「藩秀」と称する。万物が成長して繁栄華美なることをいう。
  天地陰陽の両気が盛んに交合し、万物に花咲かせ実らせる
  ・いくら夜更かしをしてもよいが、朝は早く起き、炎天の日長に倦まないよう努めなければならない

秋:秋を「容平」と称し、万物は成熟して結実し、容(かたち)が平定することを意味する。
  地気は粛清にして、物みな色彩鮮明である
  ・早寝早起きをしなければならない
  ・鶏さながら日暮れれば眠り,明ければ起きる

冬:冬を「閉蔵」と称し、万物が戸を閉ざして、陽気を潜伏させることを意味する。
  河水は結氷し、地面は凍裂する
  ・必ず早く寝、朝は必ず遅くまで床にある
  ・日が昇ってから起きるという様に、寒気から身を護ることにつとめる

返事を書く

Please enter your comment!
Please enter your name here