【研修生募集】
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適正が認められればその後のステップも存在します。
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「古語に
『常作病想』云意は、無病の時、
病ある日のくるしみを常に思ひやりて、
風寒暑湿の外邪をふせぎ、
酒食好色の内欲を節にし、
身體の起臥動静を慎めば病なし。
又古詩曰『安楽常思病苦時』云意は、
病なくして安楽なる時に、
初病に苦しめる時を常に思ひ出して、
わするべからずと也。
無病の時慎ありて、
恣ならざれば病生ぜず。」

貝原 益軒『養生訓』より

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下野です。
新年おめでとうございます。
本年もどうぞよろしくお願いします。

下野の本年のスタートのブログとして、
昨年 当院の治療をご卒業なさった方、
又はこのブログを見て下さっている方で
今まで病と闘って来た方々に
今年は元気に過ごして頂きたいとの思いで
この記事を作成しました。

では早速 内容を現代語にしますと
「古の言葉に『常に病想を作す。』とある。
その意は、
無病の時にこそ、病の苦しみを思い巡らし、
風・寒・暑・湿の外邪を防ぎ、
飲食・飲酒や好色の内欲を自制し、
寝起きなど日常生活を慎めば病気にならない。
また古詩にも
『安楽の時に、病苦の事を思え』とあり、
その意は、病がなく安楽なときに、
病気で苦しんだ日を思い起こし、忘れるなよ!
ということである。
無病な時に、節度ある生活をし
好き勝手しなければ病は生まれないのである。」
となり、
一言で言えば、
「病気のことを常に頭の片隅に置いときなさい」
といったところでしょうか。

やはり病気による苦は
誰しもが避けたいところでしょう。
貝原益軒先生は、
「治療も大切だが、
何よりも病気の予防が一番大切ですよ」
としてこの『養生訓』を書かれたでしょうから、
それを見習って
今年一年を良い年で過ごすために、
予防と言うことを心がけてみてください。

富士山
富士山

<参考文献>
『養生訓』 貝原守一博士校訂本
『口語 養生訓』 日本評論社

※画像や文献に関して、ご興味がおありの方は
是非参考文献を読んでみて下さい。

下野

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