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こんにちは、為沢です。
張仲景の古医書『傷寒論しょうかんろん』の解説です。

今回の傷寒論は弁厥陰病脈証并治 三百四十二章。
厥多で発熱する場合、病は進行することについて
詳しく述べております。



傷寒厥四日、熱反三日、復厥五日、其病爲進
傷寒にかかり、4日間厥冷して3日間発熱し、また5日間厥冷した。
このように発熱の日数が短く、厥冷の日数が長ければ病はさらに進行する。

寒多熱少、陽気退、故爲進也
これは陽気が衰えて陰気が勝るためである。

提要:
厥多で発熱する場合、病は進行すること

『現代語訳 宋本傷寒論』訳を使用:
傷寒を病んで四日間四肢が逆冷し、
これに反してその後の発熱は三日間だけ、
そしてまた五日間の四肢逆冷があるなら、
病状は進行を続けていると判断される。
厥冷の日数が多く発熱の日数が少ないのは、
陽気が衰退し続けているからで、
それで疾病は依然として進行していると判断されるのだ。


参考文献:
『現代語訳 宋本傷寒論』
『中国傷寒論解説』
『傷寒論を読もう』
『中医基本用語辞典』   東洋学術出版社

『傷寒論演習』
『傷寒論鍼灸配穴選注』 緑書房

『増補 傷寒論真髄』  績文堂

『中医臨床家のための中薬学』
『中医臨床家のための方剤学』 医歯薬出版株式会社

生薬イメージ画像:為沢 画

※画像や文献に関して、ご興味がおありの方は
是非参考文献を読んでみて下さい。

為沢

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