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はじめての丸福珈琲
はじめての丸福珈琲 コーヒーが濃い!

こんにちは、大原です。

人体の臓腑や組織は、
気のあらゆる作用によって
その機能を体現しますが、
人体を外邪から守る気を「衛気(えき)」といい、
主に外邪から人体を守る作用があります。
これを防御作用といいます。

また、衛気に対して
人体内部を流動する気を「気(えいき)」といい、
この作用は
血管の中の血液を運搬するようなイメージになります。
すなわち、血液中の栄養分を
体の色々な場所へ届けるための気です。
「栄養する」の「栄」から
名付けられたのかも知れませんね。

さて、この衛気と栄気は
体表の浅い部分と体表から数㎝の距離で
その都度入れ換わりながら、
それぞれの機能を果たします。

ここで、外邪が体表を襲った場合に、
衛気が損なわれ、
栄気との流通がうまくいかなくなることで
人体へ影響が出てきます。
ここで外邪の侵襲が深いほど栄気へのダメージが大きくなり、
さらに内臓(裏)への負担にもつながります。

このような衛気と栄気の流通がうまくいかなくなり、
人体へ影響が及ぶことを「営衛不和」といいます。

さて、外邪の中でも
寒邪や風邪が体表を襲った場合を
太陽病といいますが、
太陽病にかかった場合に
営衛不和を形成しやすくなるとされています。

では、太陽病と営衛不和について
そのメカニズムを具体的にみていきましょう。

次回に続きます。


参考文献:
『基礎中医学』 燎原

*画像や文献に関して、ご興味がおありの方は
ぜひ参考文献を読んでみて下さい。

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