『診病奇侅』　胸上　その9

新川です。
「胸上」　心の続きです。

【診心】
「鳩尾へ岐骨をとりまぜて、
磯へ波の打ちよせたる様に、
肉皮あつまるも惡候なり」（白竹）

memo
岐骨：この場合、胸骨下端の肋軟骨あたりを指す

本来
心、（及び肺）
上焦にあり、濁を寄せ付けない潔白さがあり、
それに反する所見か。

次回に続く

《参考文献》
『診病奇侅』医道の日本社
『現代語訳◉黄帝内経霊枢　上巻』
『現代語訳◉黄帝内経霊枢　下巻』東洋学術出版社