十五世紀に至ってパラケルススが現れる。
人体を大宇宙に対する小宇宙と観察し、
大宇宙における諸現象を研究し、
その知識を応用して、
小宇宙すなわち人体における
全ての変化を、
根本的に解決することが
できると説いた。

『完訳 医界之鉄椎』より抜粋


どうも下野です。

明治維新以降
日本に西洋の文化が入り、
生活様式や習慣、制度が西洋化され、
医学界もまた西洋医学中心の
制度になりました。

このような時流の中、
自身も西洋医学を学び、
その中で西洋医学の短所を指摘、
東洋医学(漢方医学)の有効性を示し
漢方医学復興の足掛かりとなった
一冊の書物が1910年(明治43年)に出版されました。
それが和田 啓十郎による著書
『医界之鉄椎』です。

その『医界之鉄椎』の中に
興味深い記述があり、
それが冒頭のパラケルススの
言葉になります。

パラケルススは
スイスの医師であり錬金術師でも
あったようで、
「医化学の祖」とも言われる方のようです。
そのパラケルススが残した言葉が、
どうも東洋医学の思想と似ている
ように感じてなりません。
実際にパラケルススについて
学んでみないと結論は出ませんが…
みなさんはどう思われますでしょうか?

今でこそ
全くの別物と表現される
東洋医学と西洋医学ですが、
真理はどうなのでしょうか?

今後も不定期になりますが
『医界之鉄椎』の内容を
紹介していけたらと思います。

下野


参考文献:
『完訳 医界之鉄椎』 たにぐち書店


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