ラーメン屋さんにて(千里中央)
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下積み修行中の大原さんのお勉強記事です。
勉強不足で至らない内容ですが、
少しずつ学び成長して参りますのでお許し下さい。
不出来なところもあるかと思われますが、
成長とともに少しずつお返しして参りますので
どうか見守り 応援してやって下さい。


修行生の大原です。
「陽池」穴と「外関」穴は
どちらも手の少陽三焦経に属し、
要穴名は、
「陽池」は原穴、「外関」は絡穴です。
それぞれの主治・効能について、
各文献などからまとめます。

●「陽池」の主治・効能

陽池
<『経穴解説』より>
・心陽を建てる(心陽虚に適用)
・強心作用(湿困脾土のような水邪の停滞に適用)
・脾腎の働きを高める(脾・腎の弱りに適用)

「陽池」とは、陽が溜まっている池という意味があり、
陽気を建てるのにもってこりの穴といえる。
(臓腑経絡学より)

<『鍼灸治療基礎学』より>
・三焦の停滞を通じる
(乳び管の吸収を良くし、
帯下を治し、心臓の鼓動を調整する)
・子宮の位置不正を矯正する
・手根関節炎
・リウマチ
・上肢の神経痛

 

●「外関」の主治・効能

外関
<経穴解説より>
・表熱証(衛分、気分に入った風熱、風湿、風温)
→風寒の場合も反応が現れ、外感病全般がここに現れる。

・手陽明経、手少陽経のだるさ(経絡経筋病)
また、陽池穴の延長(代用穴)としても用いられる。

<鍼灸治療基礎学より>
・手根関節炎
・リウマチ
・腱鞘炎
・腹部の圧痛(大巨の部)

<臨床経穴学>
(弁証主穴)
・瀉法:解表退熱、少陽の和解
・三焦の火熱を清降する

「陽池」は手関節横紋上、
「外関」は手関節横紋から2寸上方に
あることから、二つの距離は2寸しかありません。
二つの経穴の性質は、
場所が近いことから共通するものもありますが、
「外関」は祛邪の性質もあり、
全く異なる部分がみられます。


参考文献:
『経穴解説』 メディカルユーコン
『臓腑経絡学』 アルテミシア
『臨床経穴学』 東洋学術出版社
『鍼灸治療基礎学』 医道の日本社

*画像や文献に関して、ご興味がおありの方は
ぜひ参考文献を読んでみて下さい。

大原

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