カフェにて(5月 本町)
カフェにて(5月 本町)

下積み修行中の大原さんのお勉強記事です。
勉強不足で至らない内容ですが、
少しずつ学び成長して参りますのでお許し下さい。
不出来なところもあるかと思われますが、
成長とともに少しずつお返しして参りますので
どうか見守り 応援してやって下さい。


修行生の大原です。
前回(肺と大腸について その1)の続きです。

肺と大腸は、
それぞれ五臓六腑の一番高い位置と低い位置にあり、
肺の主な作用である粛降機能が弱まれば、
粛降による気が大腸まで届かず
その影響を受けやすいという関係にあることなどから、
表裏関係にあるとされています。

また、大腸の最後となる肛門は
東洋医学では「魄門」と呼ばれており、
「魄」の気は肺に蔵されることからも
肺と大腸は互いに密接な関係に
あることが分かります。

大腸の病症について、主なものを以下にまとめます。

●便秘
腸の蠕動運動が弱いために
長時間滞る結果、便が乾燥するものと、
便が腸にとどまる時間は普通でも
腸熱が高いために水分が散って固くなる場合がある。
その他、胆汁が十二指腸へ
十分に送られない場合も便秘を起こす。

●下痢・便血
熱によるものは黄色糜汁様の下痢、
冷えによる場合は腸の未消化水様便となる。
便血は胃潰瘍や腸潰瘍など
いろいろな場合におこるが、
東洋医学的には風邪や熱邪によるものと考える。

●腹鳴
腸が弱っているところに
急に強い蠕動運動が起こるなど
強い刺激があると腸鳴りが起こる。
冷えが主な原因であり、
飲食物など外部からの冷えや、
甘い食物による腸の弛緩により
腸運動が低下し熱発生が減少することによる。


参考文献:
『東洋医学講座 第三巻』 自然社
『臓腑経絡学』 アルテミシア
『中医内科学』 東洋学術出版社
『基礎中医学』 燎原

*画像や文献に関して、ご興味がおありの方は
ぜひ参考文献を読んでみて下さい。

大原

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