下積み修行中の小堀のお勉強記事です。
勉強不足で至らない内容ですが、
少しずつ学んで参りますのでお許し下さい。
不出来なところもあるかと思われますが、
成長とともに少しずつお返しして参ります。
どうか見守り 応援してやって下さい。


鉛筆が描けないものは、限りない青空
鉛筆が描けないものは、限りない青空

こんにちは、小堀です。
一年最後のテストも無事に終わって、ほっとしています。
写真は入学時に友人にもらった、
谷川俊太郎さんの言葉が入った鉛筆です。
振り返ると本当にあっという間でしたが、
この先どんどん早くなりそうです。笑
悔いのないよう、一日一日を重ねていきます。


今日は、手の厥陰心包経について書いていきます。

①中衝(井木穴)
【由来】:「中」は中央を指し、「衝」は拍動の意味がある。
本穴は中指の先端にあり、押さえると拍動を感じるところにあたるため、中衝と命名された。
【部位】:中指、中指先端中央。
【取穴法】:手を開いて、中指先端中点で指甲から約0.1寸の処に取穴する。

②労宮(榮火穴)
【由来】:「労」は労働を指し、「宮」は中室、中央を指す。
本穴は手心にあり、その穴位が労働時に手を握ると中指の先端があたる処であるため、労宮と命名された。
【部位】:手掌、第2・第3中手骨間、中手指節関節の近位陥凹部。
【取穴法】:手掌の中央にある横紋上で、手を握ると中指の先端があたる処。
第2・第3中手骨の間で、第3中手骨の橈側縁を取穴する。

③大陵(兪土穴)
【由来】:「陵」は丘陵を指す。本穴は月状骨の隆起部の後方にあるが、
この隆起を丘陵にたとえたことから、大陵と命名された。
【部位】:手関節前面、長掌筋腱と橈側手根屈筋腱の間、手関節掌側横紋上。
【取穴法】:上肢を伸展し手掌面を上にする。
手関節前面の第1横紋上の中央で、長掌筋腱と橈側手根屈筋腱の間に取穴する。

臨床応用:心悸
・心神不寧による心悸
・痰火上擾による心悸
・心血瘀阻による心悸
・陰虚火旺による心悸
・心気不足による心悸

④間使(経金穴)
【由来】:「間」は間隙を指し、「使」は使者を指す。
本穴は2つの筋肉の間にあって、経気を伝送する作用をもつため、間使と命名された。
【部位】:前腕前面、長掌筋腱と橈側手根屈筋腱の間、手関節掌側横紋の上方3寸。
【取穴法】:上肢を伸展し手掌面を上にする。
手関節横紋の中央の直上3寸の処で、長掌筋腱と橈側手根屈筋腱の間に取穴する。

臨床応用:胸痛、脇痛
・情志失調により肝気鬱結となり、気機が悪くなって脈絡が阻滞しておこる胸痛、脇痛
・肝気鬱結のために血行が悪くなり、気滞血凝により脈絡が阻滞しておこる胸痛、脇痛
・捻挫や外傷により瘀血が停滞し、気機が悪くなり 脈絡が阻滞しておこる胸痛、脇痛
・精血虚損、肝陰不足、血虚のために養肝できず、脈絡の栄養が悪いためにおこる脇痛
・痰湿内蘊し、それが胸間を犯して気機が悪くなり、脈絡が阻滞しておこる胸痛
・寒湿が留滞し、陰が陽位に乗じて胸絡が阻滞しておこる胸痛

⑤曲沢(合水穴)

【由来】:「曲」は湾曲を指し、「沢」は沼沢のことで池にくらべて浅くて広い。
穴位は肘窩の弯の処に位置しており、形は浅い池に似ている。
肘をわずかに曲げると本穴を取穴できることから、曲沢と命名された。
【部位】:肘前面、肘窩横紋上、上腕二頭筋腱内方の陥凹部。
【取穴法】:手掌面を上にして肘をわずかに屈曲させる。
このとき肘窩横紋上にある上腕二頭筋腱の尺側縁と取穴する。

臨床応用:暑病
・暑邪が陽明に入り、気津を損傷している場合
・平素から気虚であるところに、暑邪をうけ、元気を損傷している場合
・暑邪が心包を犯し、熱が気機を鬱滞している場合
・暑熱亢進により肝風を動じている場合


参考文献:
『臨床経穴学』東洋学術出版社
『新版 経絡経穴概論』医道の日本社
『鍼灸学(経穴編)』東洋学術出版社
『経穴解説』メディカルユーコン

※画像や文献に関して、
ご興味がおありの方は
是非参考文献を読んでみて下さい。

小堀

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