カフェにて(1月 難波)
カフェにて(1月 難波)

下積み修行中の大原さんのお勉強記事です。
勉強不足で至らない内容ですが、
少しずつ学び成長して参りますのでお許し下さい。
不出来なところもあるかと思われますが、
成長とともに少しずつお返しして参りますので
どうか見守り 応援してやって下さい。


修行生の大原です。
「眩」とは目が眩む(くらむ)ことで、
「暈」とは頭がくらくらすることを指します。
いわゆる「めまい」のことをいい、
グルグルと回るような症状や
悪心・嘔吐などがみられます。

東洋医学的に、眩暈の原因をみてみます。

●肝陽上亢
長期にわたる心配、悩み、イライラで
気が鬱して火が生じる。
その結果、肝陰を消耗し、
風陽が動き出して上昇する。
上昇して清空(頭部)に達すると眩暈になる。
または、腎気の不足によって肝を養うことが
できない場合、肝陰の不足から
肝陽が上亢して眩暈になる。

●気血の虚損
慢性病による気血の消耗、
脾胃虚弱によって気血を化生できない、
などの原因によって気血が不足すると
脳を養うことができず眩暈となる。

●腎精の不足
腎は「先天の本」であり、精を蓄え髄を生じる。
先天が不足すると腎陰が充実しない。
長患いで腎が傷つけられたり、
房時によって腎精を消耗したりすると
髄を生み出せなくなる。
脳は髄の海で、髄海が不足すれば
脳が虚し眩暈を生じる。

●湿痰が中焦を妨げる
不規則な食事や、
酒・甘い物・脂っこいものが過ぎると、
脾胃を傷つけ、脾の運化が機能しなくなる。
そのため、水穀から精微が化成されず、
湿が溜まって痰となる。
痰湿が中焦を妨げると
清陽が昇らず、濁陰が下がらず、眩暈となる。

もう何年も前の話ですが、私は一度
眩暈を患ったことがあります。

眩暈を発症したときのことを覚えてますが、
睡眠不足などで疲れている中、(←気血の虚損
脂っこい食事を摂り続け、(←湿痰
ストレスのかかる勉強をし、(←肝陽上亢
非常に辛いラーメンを食べた直後、(←肝陽上亢湿痰
コーヒーを飲みました。(←肝陽上亢

今思えば、眩暈になって
当たり前のことをしていたのですね。

その後、病院で、
頭部のCT画像などを撮りましたが
異常個所は診られませんでした。
病院の先生は、「何が原因なのかさっぱり」
という感じでした。

東洋医学的な診断に基づけば、
原因は上記の通りとなります。

眩暈の原因は、普段の生活に
あるかのも知れません。


参考文献:

『中医内科学』 東洋学術出版社
『中医病因病機学』 東洋学術出版社
『基礎中医学』 燎原

*画像や文献に関して、ご興味がおありの方は
ぜひ参考文献を読んでみて下さい。

大原

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