下積み修行中の冠木のお勉強記事です。
勉強不足で至らない内容ですが、
少しずつ学んで参りますのでお許し下さい。
不出来なところもあるかと思われますが、
成長とともに少しずつお返しして参ります。
どうか見守り 応援してやって下さい。


 

こんにちは、冠木です。
先日、梅田にあるパンケーキ専門店
『BROTHERS Cafe』に行って来ました。
行列が出来ており、暫く待ち入りました☆
ボリュームがありましたが、美味しかったです♪♪


今回は、金匱要略 第二 痙・湿・暍病の脈・証 痙病②について書いていきます。

【痙病の治法】
太陽病、其証備、身体強、几几然、脈反沈遅、此為痙、栝蔞桂枝湯主之。
太陽病、その証備わり
*頭部や背部から足に至るまで、すべて痛みや強直が出た状態。
身体強張ること*几几然、脈反って沈脈、これ痙となす。
*頚や頭が強張り、思うようにうつむいたり仰いだりでいない状態。
栝蔞桂枝湯主之。

☆栝蔞桂枝湯
[組成] 桂枝・芍薬・甘草・生姜・大棗
(古代の度量は現代と異なるので、臨床で使用する際は現代の常用量を基準とすべきである。)


太陽病、無汗而小便反少、気上衝胸 、口噤不得語、欲作剛痙 、葛根湯主之。
太陽病、汗無くして小便反って少なく、気上って胸を衝き、
風寒の湿と邪気の合併によるものであり、
汗として外に排除されることも、尿として下から排泄されることも出来ないので、
必ず熱となって上衝する。
口噤して語ること得ず、剛痙を作さんとするは、葛根湯之を主る。
*結果として胸痛や口を閉じて言語不能の状態が現れる。さらに顔面発赤、頭が揺れて止まらない、項背強直などが出現する。

剛痙は外面では風寒湿の邪が営衛を閉塞させ、
内部では津液が傷められ、経脈が滋養されなくなっている。

☆葛根湯
[組成] 麻黄・桂枝・芍薬・甘草・生姜・大棗

詳しくは、こちらの記事をご覧下さい→・葛根湯/腹證奇覧


救卒死、客忤死、還魂湯主之。
*卒死、客忤死を救う、還魂湯之を主る。
*卒かに物におびえて意識を失って仮死状態となったものを救うのが還魂湯の主治である。


痙為病、胸満口噤、臥不着席、脚攣急、必齘歯、可与大承気湯。
痙の病たる、胸満し口噤し、
*臥して席に着かず、脚攣急し、必ず齘歯す。大承気湯を与うべし。
*「臥しても背が床につかず、脚がひきつれる」=後弓反張
裏熱燥実の証象で、多くは邪気が内に閉じ込められて、
燥と化し実を形成したものである。
そこで、大承気湯で瀉下するのがよい。
この証は、積気によって取りつめるか、驚動により起こるか、
高い処から落ちるか、転倒するか、体質的に毒気のある者が食物に中り
または食滞宿食等で取りつめて胸満するものである。

大承気湯についてはこちら→・大承気湯1/腹證奇覧より ・大承気湯2/『腹證奇覧』より


参考文献:
『中医臨床のための方剤学』
『中医臨床のための中薬学』 医歯薬出版株式会社
『金匱要略解説』
『よくわかる金匱要略』 源草社
『中医基本用語辞典』東洋学術出版社

※画像や文献に関して、
ご興味がおありの方は 是非参考文献を読んでみて下さい。

冠木

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