下積み修行中の大原さんのお勉強記事です。
勉強不足で至らない内容ですが、
少しずつ学び成長して参りますのでお許し下さい。
不出来なところもあるかと思われますが、
成長とともに少しずつお返しして参りますので
どうか見守り 応援してやって下さい。

街中にて(大阪梅田)
街中にて

修行生の大原です。
先日実家に帰省したときに、
中医師の先生が書かれた鍼灸の本を発見しました。
その本は、何年も前に自分が買ったもので、
鍼灸の奥深さや可能性などについて書かれています。
読み返してみると新たな発見がありました。
以下、抜粋します。

最近、免疫学が注目されている。
免疫学によって、メカニズムが解明されたことで、
治療が可能になった病気は多い。

「免疫力」という言葉は中医学にはない。
しかし、あえていえば、発病因子と戦って
病気を治したり、病気を予防する「元気」の働きに
あてはめて考えることができる。
(『鍼灸の世界』 集英社より)

「元気」とは、人間が本来もっている基本的な「気」で、
三焦を通じて全身に運ばれます。
成長発育を促進し、臓腑・経絡・組織・器官の機能を
推進するので、生命活動の原動力といわれています。
病気の予防や克服、病後の回復を導く働きもあります。

抜粋元の文献では、「元気」とは「腎気」「脾気」「肺気」の
3つの気によって作られるものであると説明されています。

少し詳しく説明すると
「腎気」は「先天の気」のことで、
両親から受け継いだ気をいいます。
「脾気」は「後天の気」のことで、
食べ物を消化吸収して得られた「水穀の精気」をいいます。
「肺気」は、呼吸によって取りまれた「清気」と、
上記の「腎気」と「脾気」を合わせて「元気」を作ります。

私は「今日はなんとなく元気がないかな」
と自分で感じるとき、無意識に呼吸が
浅くなってしまっていたりします。
また、胃腸の調子がよくないときもあります。

免疫力が低下すると、あらゆる病気の
きっかけになってしまうといわれています。

臓腑の働きを良くし、「元気」を充実させて
文字通り元気に過ごしたいものです。


参考文献:
『鍼灸の世界』 集英社
『基礎中医学』 燎原
『やさしい中医学入門』 東洋学術出版社
『東洋医学概論』 医道の日本社

*画像や文献に関して、ご興味がおありの方は
ぜひ参考文献を読んでみて下さい。

大原

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