下積み修行中の宮村さんのお勉強記事です。
勉強不足で至らない内容ですが、
少しずつ学んで参りますのでお許し下さい。
不出来なところもあるかと思われますが、
成長とともに少しずつお返しして参ります。
どうか見守り 応援してやって下さい。


こんにちは、宮村です。
先日一匹の野良猫に会いました。

猫

しかしこの猫こちらが近づいても全然逃げません。
悔しいので撫でてやりましたが迷惑そうな顔?をするだけで
(眠そうな顔?)
こちらを見ようともしません。
むむ・・これは大物かもしれん。
人間は尻尾巻いて逃げ帰りましたとさ。


では今回は腎・膀胱について調べたことを
書いていきたいと思います。

腎と膀胱は表裏の関係にあり、
五行では「水」「冬」「黒」「蔵」
などが配当されます。


「腎は蟄を主り、封蔵の本、精の処なり。」
「生気の原は、十二経の根本を謂うなり。腎間の動気を謂うなり。
これ、五臓六腑の本、十二経脈の根、三焦の原の一つに守邪の神と名づく。」
「作強の官、技巧これより出づ。」
腎は、精を蔵し、生命力の根源である原気をもたらします。
両親から受け継いだ先天の精は、腎に内蔵されます。
精は生命力、成長、生殖力の根源です。
この精が腎によって活性化されたのが元気です。
腎精が充実していれば、元気も盛んで、活動的で、疾病にもかかりにくくなります。
また、根気がいる細かい作業をやり通す力もわいてきます。
そのため「作強の官」とも呼ばれます。
腎気が衰えると元気がなくなり、活動が低下し、身体が冷え、
生殖能力も低下し、疾病にかかりやすく、治りにくくなります。

「腎は水の蔵、津液を主る。」
腎は津液を主り、全身の水液代謝を主ります。
脾胃で水穀から分離し、上に送り、肺が全身に散布した津液は、
不要となったあと腎がこれを集めて処理します。
津液全体を調整しているのが腎です。
この水液調節作用がうまく働かないと、
浮腫、尿閉や頻尿、下痢などの症状が現れます。

「腎の合は骨なり、其の栄は髪なり。」
「人のはじめて生ずるや、先ず精を成す。精成りて脳髄生ずる。」
「歯は骨の終る所なり。」
腎は、骨を主り、状態は髪に反映します。
腎精は髄を生み育てます。髄は骨の中にあり、骨を栄養しています。
また歯は「骨余」と呼ばれ腎が主ります。
腎が正常なら、精が十分であり、髄が充実するので骨も歯も丈夫です。
髪は「血余」と呼ばれ血によって栄養されますが、
その生成のもとは腎の働きにあります。
そのため腎の精気の充実が髪に反映されます。
腎精が不足すると、発育不良や、老化にともなう歯の異常、骨が脆い、
腰が曲がる、白髪・脱毛などの症状が現れます。

「腎気は耳に通ず、腎和すれば則ち耳は能く五音を知るなり。」
腎が耳と二陰に開竅します。
耳の聴覚機能は腎の精気と関係があります。腎の精気が充足していると、
聴覚は鋭敏となり、反対に腎の精気が不足すると、
耳鳴り、難聴などの症状が現れます。
二陰とは前陰(小便口)と後陰(大便口)のことです。
排尿は膀胱によって行われますが、腎の気化作用も重要な働きをしています。
頻尿、遺尿や尿閉は腎陽の温煦作用が失調したため起こることが多いです。
また、大便の排泄も腎の気化作用によって調節されています。
そのため腎に異常があると、便秘や下痢などの症状が現れます。

膀胱
人体内に取り入れられた水分は肺、脾、腎、三焦の働きにより、
全身を巡った後、気化作用によって膀胱に集め貯えられ、
尿として排泄されます。
そのため膀胱は「州都の官」と呼ばれます。
膀胱の気化作用は腎の気化作用により調整されます。
膀胱の機能が失調すると、排尿障害や尿閉、頻尿、失禁などの症状が現れます。


参考文献:
『中医学の基礎』
『やさしい中医学』  東洋学術出版社
『東洋医学概論』   教育執筆小委員会
『図説 東洋医学』  学研

※画像や文献に関して、ご興味がおありの方は
是非参考文献を読んでみて下さい。

宮村

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