下積み修行中の木村さんのお勉強記事です。
勉強不足で至らない内容ですが、
少しずつ学び成長して参りますのでお許し下さい。
不出来なところもあるかと思われますが、
成長とともに少しずつお返しして参りますので
どうか見守り 応援してやって下さい。


少陽病証

少陽は経脈では足少陽胆経と少陽三焦経を指し、
臓腑ではこれらの経脈に連なる胆と三焦が関わります。
少陽は足厥陰肝経、手厥陰心包経と表裏をなしています。
少陽病は陽明病に比較して陽気は少ないので、
邪正闘争において正気と邪気の勢力が一進一退するため、
発熱と悪寒が交賛する往来寒熱という特徴的な熱型を呈します。
病の深さに関しては、太陽の表、陽明の裏に対して、
少陽は半表半裏にあります。
経脈の走行からみると太陽経は背部を、陽明経は腹部を走行しているのに対し、
少陽経は体の側面を走っていて、
外側は太陽経に内側は陽明経に連なっています。
したがって少陽経は内外の要にあたり、
また少陽は陽病から陰病に移行する時期でもあるので、
位置的にも時間的にも内外陰陽の要であるという意味で
少陽は枢なりと古来いわれています。
少陽病は半表半裏証で臓腑は肝・胆・三焦にあるので、
往来寒熱・胸脇苦満・口苦などの主症状を呈するほか、
内外の臓腑経絡に波及しやすく、
種々多彩な症状を現します。
邪が半表半裏に停滞しているので、
治療は発汗・吐・瀉下のいずれの方法も適さず
治法は小紫胡湯による「和解」です。

1.少陽半表半裏証

【症状解説】
特徴は往来寒熱であります。
病邪の侵入により三焦の気機が通じないために、
衛気が表に趨いて温煦できないので悪寒が生じ、
邪正相争で生じた内熱も表に達することが出来ません。
しかし、邪正相争が続いて内熱が一定程度に欝積すると、
邪の閉阻を衝開して表に達することができ、熱感・発熱が現れるが、
内熱が放散するともとの状態に戻ります。
このために、悪寒に引き続く発熱・熱感の繰り返しがみられるのであります。
気機阻滞による食欲不振・悪心・嘔吐・腹痛・脈弦
胆火による口苦・イライラ目眩・咽痛
水液の通行不利による小便不利・口渇があります。
さらに伴生した水飲が心を上擾すると動悸が、
肺を上犯すると咳嗽が生じるなど、
多彩な症候が出没します。
ただし、「柴胡の証あり、ただ一証をみればすなわち是、必ずしも悉く具えず」で、
いくつかの症状がみられれば本証とみなしてよいということです。

【参考方剤】
小柴胡湯(ショウサイコトウ):
少陽半表半裏証に対する主薬であり、少陽枢機を通調して達邪外解します。
主薬は少陽の専薬である柴胡で、
軽清昇散により少陽の気機を通達し疏邪外透します。
苦寒の黄芩は、少陽の欝熱および欝変した胆火を清します。
柴胡で散じて黄芩で清することにより祛邪するのであります。
半夏・生姜は辛温で和胃降逆・散結消痞し、黄芩とともに辛開苦降に働きます。
益気の人参は扶正によって散邪を助け、
大棗・炙甘草・生姜は中焦を振奮し衛気を宣発し、
邪が裏へ侵入するのを防止します。
全体で祛邪を主とし正気にも配慮して胃気を和しており、
「上焦は通ずるを得、津液は下るを得、
胃気よりて和し、身に濈然と汗出で解す」
の効果が得られ、
汗・吐・下によらず邪を除くので「和解」と称します。


参考文献:
『基礎中医学』 燎原
『中医臨床のための方剤学』
医歯薬出版株式会社
『中医弁証学』 東洋医学出版社
『傷寒論を読もう』 東洋学術出版社

※画像や文献に関して、ご興味がおありの方は
是非参考文献を読んでみて下さい。

木村

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