<当院でのコロナウイルス対策のご案内>
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どうも、新川です。

「易」に関連する勉強メモとして。

『易』の解釈法として、
象数易といわれる、
「卦爻」が意味する形状的(象)、数理的(数)な意味を読み解いて解釈するもの。
義理易といわれる、
「卦爻」そのものよりも、経伝に書かれた内容を、
哲学的に理解するもの
に大別されます。

漢代までは象数易によって、
各卦が象徴するものに直接的に現象と対応させることで、
一部辻褄合わせとなっている部分に対して、
論理的に統合的、一貫性を持ったものに統一し
理解するのが義理易でありました。
こちらをまとめ上げたのが、
王弼とされています。

王弼おうひつ】(226〜249)
中国・三国時代の魏の学者。
山東省山陽県の生まれ。字は輔嗣。
幼少期から聡明であり、
また彼の家には多数の蔵書が伝わっており、
そのことが彼の学問の基礎となったと考えられる。
若くして病に倒れ、24歳の若さでその生涯を閉じたが、
『周易注』、『老子注』、『老子指略』、『周易略例』、『論語釈疑』などの
著作がある。
何晏とともに玄学の形成に貢献したとされる。

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有名なエピソードとして、
時の権力者である曹爽との面会時、
人払いをしてまで語った内容があまりに抽象的で、
当時、司馬懿との権力闘争の最中にあった曹爽にとっては、
冷笑に値する内容だったとのこと。
いわゆる世渡り上手な人物とは程遠く、
「人柄は浅薄で、他人への情に欠ける」と評されているようです。
ここのあたりが、
権力社会で台頭を表していく中で難しいところか。


《参照URL》
松井真希子,『日中における 『老子』 王弼注の位置づけー荻生徂徠を中心に』,
東アジア文化交渉研究 東アジア文化研究科開設記念号,2012-03-24,p193 – 206,
file:///Users/isshindo_ty/Downloads/KU-1100-20120324-16.pdf

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